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ANA Green Jet を間近で見る! ANA Blue Hanger ツアー その4 CO2 削減の切り札は!? [社会科見学へ行こう!]

"ANA Green Jet を間近で見る! ANA Blue Hanger ツアー" と題した日帰りツアーの続き。

以前から好評の機体工場見学、ANA Blue Hanger ツアーに加え、新たに就航を開始する直前(現在は就航済み)の新しい "Green Jet" の見学も含めた1日限定のツアー。
ANA は、CO2排出量削減に向けた技術や機内サービス品の活用等さまざまな施策を展開し、実現可能性や搭乗客の評価により、その他の機材や路線へ拡大していく計画。

本イベントの一連の記事に掲載する写真は ANA の検閲済み。
投稿禁止とされているのは以下。

- 整備士、ガイドスタッフ、他のお客様
- ランディングギアを格納する空間等の開口部
- 格納庫で実施されている作業風景
- 他航空会社の飛行機



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Green Jet の中を見学した後、この機材で使用される燃料についての説明を聞く。
この燃料にかかわっている企業数社の方々が今回のイベントのために来ていた。
国内に就航する定期便としては初めての商業規模で生産された持続可能なジェット燃料 "SAF" (Sastainable Aviation Fuel) を使用する。
この SAF は、廃食油や動植物油脂を原料とし、既存燃料と同レベルの安全性が担保されている。
ライフサイクル評価において既存燃料使用時に比べて約 90% の CO2 削減効果があるとのこと。
我々の生活の中で廃棄されるものをクリーンエネルギで精製することにより、再利用すれば新たな CO2 としてはカウントされないという考え方。
自動車業界で研究中の e-Fuel と同様なものを想像していたが、少し考え方が異なる。
こちらの男性の方が持っているボトルに入っているのが精製前の廃棄油で、これを精製してジェット燃料としたものが女性の持っているボトルの中にある。
この SAF の使用比率を徐々に増やしていって、ANA としては 2050年にカーボンニュートラルを目指している。





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