2016 夏のドライブ旅行後半戦 N作戦II 中山千枚田 [国内ウロウロ]
小豆島のど真ん中辺りに、美しい棚田が広がっているエリアがある。
「N のために」の中では、海辺の白いお屋敷を父から追い出された希美と母、弟が移り住んだ家がある、暗く重苦しい場所。
高校時代のつらいシーンの背景になることが多かったが、実際は「美しい日本の歴史的風土100選」や「にほんの里100選」に選ばれている美しい田園風景。
瀬戸内国際芸術祭の展示作品らしき巨大な球体状のオブジェも見える。
ランチを食べることにしていた「こまめ食堂」(後日記事予定)の整理券をもらって、待ち時間の間に千枚田の景色を楽しむことにする。
高いところに日本の名水百選に選ばれている「湯船の水」が湧いているということで、とりあえずはそこを目標に棚田を登っていくことにする。
当たり前なのだが、棚田というのは傾斜した土地に稲を栽培するためにこうした形になっているわけなので、その辺一帯で見るとかなりの傾斜地。
そこを上へ上へと上っていくのは、かなりしんどい。
正午前の気温は、おそらく 35'C は超えていたことだろう。
それでも美しい景色を見るために...
稲穂は元気に育っている。
こうして写真を見ているだけだと、のどかなんだが、体中から滝のような汗が噴き出る。
いちおう、湯船の水が湧いているという辺りまで来たのだが、どこがそれなのか、残念ながらよくわからなかった。
上の写真は、ただの農業用水用に引いているところ。
暑さのあまり、これ以上探す元気もなかった。
けど、景色は圧巻。
我が家の大きな旅行は、たいていは4月頃に企画することが多い。
けど、この小豆島の旅行は、4月だとまだこの千枚田に稲が植えられる前だと思い、この景色が美しく見える夏を選んだ。
ランチの時間が近づいてきたので、この斜面を降り始める。
ところどころにあるこのような網の扉は、イノシシの侵入防止用。
観光客でも普通に開けて通行可能だが、通った後はちゃんと閉めておかなければならない。
ちなみに、この中山千枚田は、「八日目の蝉」の中でも、運命のターニングポイントとなる「虫送り」の場面のロケ地に使われている。
「「虫送り」は、今では廃れてしまった風習だったそうだが、「八日目の蝉」での撮影がきっかけで復活したそうだ。
それを行く前に知ってたら、その季節(7月上旬)に合わせて計画すればよかったな。
きれいですね~。
棚田って近くで見たことなくて。
見て見たいなぁ。
天気のいい夕方とかも行ってみたいです。
by ふにゃいの (2016-12-09 23:21)
稲穂の季節、素晴らしい景色ですね!
でも、そんなに暑かったのですね~それは写真では全然分かりませんね。
こういうところ、夕方や早朝に行ったら素敵な写真になりそうですね。
by めぎ (2016-12-10 05:40)
ふにゃいのさん、めぎさん、コメント & nice! ありがとうございます。
ふにゃいのさん、
私もこういう大きな棚田を見るのは初めてでした。
美しい日本の風景という言葉がピッタリの場所でした。
めぎさん、
今は冬ですからねえ。
夏に暑かったことを忘れてしまってます。
今年の西日本は、ほんとに猛暑続きでした。
sunnyさん、nmzkさん、xml_xslさん、kiyoさん、みなさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2016-12-10 07:09)
棚田の景色、素晴らしいですね。
傾斜がキツイとのこと、この風景を維持する農家の方々は
大変なんてものではないでしょうね。
by kuwachan (2016-12-10 08:54)
素晴らしい風景です。
ここに田を作りそして稲を植え、大変な作業だなあ。
代々そうやっていらしたみなさんに敬意を表します。
by ナツパパ (2016-12-10 09:52)
八日目の蝉は見ているので、虫送りっていうのは、あの写真のシーンで使われたお祭りでしょうか?
素朴でいいお祭りでしたよね?
by sheri (2016-12-10 11:16)
棚田、美しいですね~
これだけの傾斜だと田んぼのお世話をされている方は大変ですね。
こんなに狭いと機械も使えなくて手作業だろうし・・・
美しい景観を保つのは努力が必要ですね。
by miffy (2016-12-10 14:43)
kuwachanさん、ナツパパさん、sheriさん、miffyさん、コメント & nice! ありがとうございます。
kuwachanさん、
これぞ日本の風景ですよね。
農家の方の努力もあることだろうと思います。
ナツパパさん、
きっと代々長い時代を経てきているんですよね。
そのおかげでこの景色があるのだと思います。
sheriさん、
そうです、あの写真のシーンです。
今はもう虫送りの風習はなくなったというのは旅行の計画段階でわかったのですが、あの映画がきっかけで復活したというのは、今回現地に行って初めて知りました。
miffyさん、
たしかに農耕機の運搬で苦労しそうです。
途中、軽トラくらいなら通れそうな道もありましたが、この棚田すべてへアクセスするのは無理そうでした。
それを思うと、相当な苦労の上で成り立っている田んぼなのかも。
濱の寅次郎さん、AKIさん、takayouさん、gillmanさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2016-12-10 18:11)
とっても美しい風景ですね。
海だけでなくこういう畑の広がる風景もほんと素敵です。
「こまめ食堂」がとってもきになります、なんだかかわいいです。
お話、楽しみにしています。
by knacke (2016-12-10 19:41)
knackeさん、コメント & nice! ありがとうございます。
離島だとどうしても海のそばの景色というのがクローズアップされますが、山側の景色もなかなかのものでした。
暑くなければ、もっとゆっくりと楽しめたのですが、汗だくだくでそんな余裕はありませんでした。
by YAP (2016-12-11 06:31)
写真をみてもしかして、と思いましたが、やはり「八日目の蝉」のロケ地でもあったんですね。
日本の棚田は郷愁を誘いますね。
by カオリ (2016-12-18 00:35)
カオリさん、コメント & nice! ありがとうございます。
そうなんです、「八日目の蝉」のロケ地もあちこちあります。
この千枚田は、唯一「Nのために」とロケ地がかぶっている場所です。
ありささん、schnitzerさん、リュカさん、Lionbassさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2016-12-18 06:40)