毎年恒例！ 2023 今年の XX

2023年ももうすぐ終わる。

毎年この時期、あっという間に1年が過ぎるというのを実感するが、年齢とともにそれは加速している。
今年は、私としては、もう行くことはないだろうと思っていた海外出張があったというのが大きかった。
それも、一度ならず三度、しかも夏の２か月の間に計５週間という超過密日程。
世の中の動きとしては、日本国内では新型コロナの扱いが「新型インフルエンザ等感染症」から「５類感染症」となり、この３年間の数々の制限が大きく緩和というか、ほぼ元に戻ったということが何よりもうれしかった。
個人的には日本のアクションは １年遅かったと思っているが、それでも得体のしれない感染症という呪縛から解放されたのは素直によかったと思う。

そんな政治の世界では、年末になって自民党の新たな不祥事で変な盛り上がり方をしている。
まあ、胡散臭さは今までもあったので、悪いやつらは片っ端から逮捕してほしいものだ。
こういうときには野党に頑張ってほしいものだが、その先鋒であるべき野党第一党は、派閥裏金調査チームだかを立ち上げて鼻息荒いが、こういうところがダメなところで、受け皿になりえないということがわかっていない。
野党が調査しようとしたところで、週刊誌や新聞社が集めるようなネタ以上のものはまず得られず、そんなことは検察に任せればいい。
今何をしなければならないか、こういうときこそちゃんと信念のある政策を表に出さないと。
力をかけるところが与党の足元をすくうことでしかないので、国民からの信頼は得られないし、そういうことも選挙の投票率の低迷の理由の一つなんだろうと思う。


さて、私の話に戻して、まずは何からにしようか。
毎年、カテゴリごとに自分のベストワンだったモノをピックアップしているが、いつも同じようなカテゴリしか書いてないんだよなあ．．．
それだけ私はおもしろくない人間であり、平凡な日常を送っているということだろう。

そんな私だが、今年は初めて挑戦したことがあった。
とうに50歳を過ぎた今にして、初めての公式ランニング大会にエントリーした。
春に開催された参加人数50人程度の草レースではあるが、10km の部に参加。
私は平日の朝に 3km ほど走っているが、こういう大会に出るためではなく、体調維持のためのものでしかなった。
走ること自体、好きなわけではない、むしろ嫌いだし。

それが何を思いついたのか、一度くらいレースに出てみるか、どうせなら 10km くらいで、と思って近隣の大会を検索して、季節的に走りやすそうな時期を選んで申し込んだ。
その申し込みが1月後半だったので、とりあえず 10km 走れるようにならないと、と思い平日朝のランニングに加え、土曜の夕方に 10km 走るようにした。
ところが、最初に走った後、足を痛めてしまい、練習どころかしばらく走れない状態に。
2週間くらいで痛みは引いて、その後は慎重に走る距離を少しずつ延ばしていった。
もしかして 10km さえ走れない歳になってしまったか？と不安になったが、3月に入ってそれなりのペースで 10km 走れるようになり、大会には間に合った。


 
この写真は当日の様子。
レース前に、ゲストで来ていた芸能人（たぶん）の人に初めてレース参加する人の話を聞きたいということでインタビューされた。
中の上くらいを目指すと答えたが、参加 50人くらいの中 14位、50代の部では 10人くらいの中 4位と、目標通りの「中の上」。
ちなみに、50代の部の 3位の人とは 1分くらいの差をつけられていたので、あと少しで表彰台と言うにははるかに及ばなかった。



今年購入したもののベストバイは、MINISFORUM の mini PC、UM560XT。


通常のメーカの製品よりも明らかに安いし、それ故にもし品質低くてすぐにダメになっても割り切れると思い購入したが、少なくとも今まではかなり安定している。
中国メーカを侮っていたが、この会社の本部は香港にあることと、製品は深圳市（中国四大都市のひとつ）で製造だということで、少し安心感が。（その後の二度の中国出張で、中国の見方が少し変わったし。）
あとは、どれだけ長く壊れず持ってくれるか。
こればかりは今までの PC でも当たりハズレがあったので、時間が経たないとわからない。




ついでに、かみさんが今年の買い物でものすごく印象に残っているという冷蔵庫も載せておく。
今まで使っていた冷蔵庫が約18年。
それをすごく気に入ってたので買い替えるのにもかなり決心がいったようだが、冷蔵庫って、壊れたら中の食材が大変なことになってしまうので、まだ動いているうちにどこかで買い替えの決断が必要な家電だ。
我が家の冷蔵庫の場所がこのように左に壁がある位置なので、使いやすさを考えるとかなり選択肢が限られ、これまでと同じく、シャープの両開きタイプのドアを持つモデルにした。
旧い冷蔵庫との別れは寂しかったみたいだが、今はこいつに愛着が出てきたらしい。



次は音楽。
いつもの個人的ミュージックアワードを今年も。

まずは、今年私のプレイリストに加わったアルバム 154枚をずらりと。

これらの中から、邦楽のナンバーワンは、MAY'S の "Unlocking"。
その中から、"東京” のオフィシャル PV を。


この人たちの曲の歌詞は、なんというか、演歌の現代版みたいな感じの人生の機微というか、そういうメッセージが強く胸に刺さってくる。
この曲も歌詞を聴いていると "木綿のハンカチーフ" (演歌ではないが）のような懐かしい切なさを感じ、おじさんの心も熱くなる。

洋楽での一番は、Mae Muller の "Sorry I’m Late"。
その中から、"Me, Myself & I" のオフィシャル PV を。


軽快なメロディラインが耳に残り心地いいが、歌詞を聴いていると、強い女性もいいが、チャーリーとマイケルとイーサンがなんだか不憫で．．．
他の曲も聴きやすく、捨て曲なしのアルバムだった。

映像作品については、私の場合、映画よりもテレビドラマを見る方が圧倒的に多いので、国内外のドラマから選出。

まず国内は、今年はけっこう当たり年で見応えのあるドラマが多かった。
特におもしろかったのは、「罠の戦争」。
Blu-ray 販売記念の予告動画を。

草彅剛演じる鷲津亨が、息子の事件（何者かの力で事故扱いにされるが）の真相を突き止めるために、事件につながっているのが濃厚な人物に罠を仕掛けて真実に近づいていくという話。

後半、鷲津は目的をはき違えてあらぬ方向に進みそうになるものの、しっかりとうまいオチにつなげた。
鷲津の仕掛ける罠がかなり巧妙で、脚本がしっかり練られていることがわかる。

海外ドラマでは、マニフェスト。
こちらも予告動画を。

ジャマイカからニューヨークへ向かうモンテゴ航空 828便が、フライト中に激しい嵐のような乱気流と光に包まれるのだが、その後無事にニューヨークに到着したら 5年半が経過していたというところから物語が始まる。
その空白の 5年半のために多くの乗客の人生は一変。
5年半ぶりに生還（？）した乗客たちを奇跡の象徴と崇める人もいれば、得体のしれない恐怖と捉えて攻撃する人たちも。
乗客たちには「呼びかけ」("Calling") と呼ばれる、幻覚かどうかわからないものが見えたり声が聞こえたりする。

飛行機のアクシデントを起点に乗客たちに起こる不思議な現象でストーリーが展開していくという点で、15年くらい前に流行った "LOST" となんとなく構成が似ている気がする。
アメリカのドラマらしく、シーズン 3で視聴率が低下したことで物語の途中でありながら打ち切りが決定したが、Netflix とワーナーブラザーズによってシーズン 4 が作成され、無事に完結した。
私としては、途中の中だるみもなく、最後まで話に引き込まれて楽しむことができた。
最終回の中盤、もしかしてそれまでのおもしろさを全て台無しにして無理矢理話を終わらせるための強引な展開か？と思う場面があったが、最後の最後はきれいに収まり、かつ、それまでの伏線もうまく回収して美しい形で終わった。
海外ドラマは途中から迷走したり、終わり方が唐突だったり、打ち切りで中途半端に終わったり、けっきょく観ている方はモヤモヤして終わるパターンも多いが、これは観終わった後の満足感も高かった。

次のお題は、今年の旅。

これは、2月に一人で行った名古屋かな。


JR 東海の博物館とトヨタ博物館が主な訪問先だったので、あまり映える写真はないが。

何がそんなに良かったかって、昔の同僚と飲みに行けたこと。
一緒にスウェーデンのキルナまで極寒のウインターテストに行った「戦友」であり、そんな苦労した昔話に花が咲いた。
そのときのチームは、それぞれ個人の持ち味を活かしていたし、キャラクタも個性的ながらも皆いい人で、私のこれまでの社会人生活の中で最高の布陣だった。
そんな人たちと再会できたのは、感激以外の何物でもなかった。

お次は、今年の写真。

と言っても、今年はこれと言って取り上げるような写真があまりなく．．．

あえて挙げるとすれば、９年ぶりのドイツ出張時のこの写真かなあ。

シュトゥットガルトのシュロスプラッツ横の建物からそのプラッツ（広場）に向いて撮ったもの。
天気も良かったし、暖かかったし、手前の暗さとその向こうの明るさの対比がいいかな。



私はあまり本を読まないのだが、今年は数少ない読書の中からかなり面白かったのがあったので、それを紹介しておく。

ちぎれた鎖と光の切れ端

• 作者: 荒木あかね
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2023/08/29
• メディア: Kindle版

荒木あかねさんの、「ちぎれた鎖と光の切れ端」。
２部構成で、第１部はサスペンスやミステリでいかにもありそうな設定や展開で、それだけで完結する形で終わった（それはそれでおもしろかった）のだが、そこから続く第２部からがすごかった。
第１部は第２部の前振りであり、そうつながるのかと、多くの伏線を次々と回収しながら進むストーリーにぐいぐい引き込まれた。
ネタばれになることは書けないが、ミステリ好きには満足感高いのではないかと思う。

最後のお題は、「今年の」というか、昨年から続いている次期愛車選びの状況を。

今年に入ってからの新試乗ネタはないのだが、実は、この秋に最終結論が出て契約もし、1月中旬に納車予定。
どのモデルにしたかというのは、納車されてから記事にしようと思っているが、自分でも想像しなかった意外な展開に。
私の人生で最後から二番目のクルマになると思っていたが、私が MT車にこだわることと、この先の自動車業界の流れを考えると、人生最後のクルマにもなりかねないという思いも出てきて、モデル選択にも影響した。
いろいろ書きたくてうずうずしている部分もあるが、今はまだ伏せておく。




う～ん、やっぱりカテゴリが固定化されておもしろ味のない年の締めくくりになった。
仕事は下半期に一気に忙しくなったうえに重い案件がいくつも来てしんどかったが、まずは今年を元気に終えられることに感謝し、来年につなげていきたい。
私の会社員生活もカウントダウンに入ってきているし、そろそろ1年の重さを意識しながら生きていかなければなあと思う。

私の記事を読んでいただいている皆様には、今年も感謝です。
今年も一年間ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。

コメント 12

今年も色々なお話しありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
by sheri (2023-12-31 10:26) 

ランニング大会に出たのですね！
目標通りの成績で10kmすごいですよ〜〜！
「ちぎれた鎖と光の切れ端」は知らない本なので
図書館チェックしてみます！

今年一年ありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します^^
by リュカ (2023-12-31 13:43) 

いつもコメントを真っ先に書き込んでくださりありがとうございます。
そして更新もきちんと継続されていて頭が下がります。
旅行の際に参考にさせていただく記事もたくさんありました。
なかなか訪問できませんでしたが、来年も楽しみにしております。

by kyon (2023-12-31 13:49) 

sheriさん、リュカさん、kyonさん、コメント & nice! ありがとうございます。

sheriさん、
つまらない話に今年もお付き合いいただき、ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。

リュカさん、
一度だけ大会出て見ましたが、距離はこれくらいまでかなと思いました。
もっと若いときからちょいちょい大会出てれば、いつかはフルマラソンにと思っただろうけど、さすがにもうそのモチベーションは出てきません。
今年もたくさんのコメントをいただき、ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。

kyonさん、
今年もきれいな写真をたくさん見せていただき、ありがとうございました。
私ももっといろいろ撮りたいと思いつつも、今年は少なかったなと反省です。
良いお年をお迎えください。

xml_xslさん、@ミックさん、鉄腕原子さん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2023-12-31 16:44) 

YAP さん、
本年中は、たいへんお世話になりました。
新年もよろしくお願いいたします。
by kiyo (2023-12-31 17:10) 

ドラマ「マニフェスト」は数年前に観てましたが、途中まで・・・。シーズン3か4は、有料のメディアサービスでしか放送されなくなったんだったかで、観てなくて。ラストが気になってたんですが、そのうちすっかり忘れ去ってました＾＾；。
次の車、1月の納車が楽しみですね。どこのメーカーの車種を選ばれたのか、私も気になるところです。
最後の写真も素敵。左側の歩いてる人のシルエットがまた効いてますね。
YAPさんも、どうぞよいお年をお迎えください。
by Inatimy (2023-12-31 17:44) 

kiyoさん、Inatimyさん、コメント & nice! ありがとうございます。

kiyoさん、
私の方こそ、今年もお世話になりました。
良いお年をお迎えください。

Inatimyさん、
マニフェストは、まさにシーズン3 までご覧になって、シーズン4 は Netflix でしか観られないというパターンですね。
私は Netflix の営業マンではないですが、シーズン3まで観られているのなら、シーズン4 は観る価値あると思います。
20話あるので、レンタル DVD を借りることを思えば1か月だけ加入して観るというのも合理的かと思います。
クルマは2週間後に納車が確定しました。
日本は欧州より8時間早く年越しを迎えます。
良いお年をお迎えください。
by YAP (2023-12-31 17:54) 

野党の件、私もその通りと思います。
伏線回収系、好きなので、ドラマも本も気になります。
kindleなら読めるので、さっそく読んでみます♪
草薙さんのドラマ、どこかで見れるかな～。探してみます。
快晴のドイツのお写真もいいですね～。
一月に納車、ワクワク！決断されたんですね～記事が楽しみ。
今年も、楽しい記事をたくさん、ありがとうございました！
イギリスと日本の時差９時間、こちらのお昼に年越しですね～。
どうぞ良いお年を♪
by おと (2023-12-31 19:17) 

もう日本の政治の話はあまりちゃんと読んでいないのですが、そのぐらいすっかり嫌気がさしたというか、目をそむけたくなります。
それもいけないなと思いつつ、政治や外のニュースに関してはこちらの戦争のことでもういっぱいいっぱいでした。毎日攻撃のニュースばかりで気が滅入りました。
新しい年に新しい車、それも一月に納車、それは楽しみですね！
日本はそろそろ本当に年越しですね。どうぞよいお年を！
by めぎ (2023-12-31 21:29) 

おとさん、めぎさん、コメント & nice! ありがとうございます。
年が明けました。
明けましておめでとうございます。

おとさん、
罠の戦争は、Netflix でも観ることできます。
もし契約されているならぜひ。

めぎさん、
欧州は戦争がすぐ近くで起きているので深刻ですよね。
日本の政治は何をやっているんだか。
どこも金と権力闘争にまみれて国民を見ていません。
日本の国力がどんどん下がっているのは、こういうところからなんだろうと思います。

ハマコウさん、ふるたによしひささん、engridさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2024-01-01 06:19) 

あけましておめでとうございます。
新車、今月納車なんですね。約1年をかけて選ばれた車、何にされたのか楽しみです。
私は今月7年目の車検です。新車勧められましたけどね(笑)
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
by kuwachan (2024-01-01 23:23) 

kuwachanさん、コメント & nice! ありがとうございます。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
納車まであと2週間足らずとなりました。
それは今の愛車との別れのタイミングでもあり、それはそれで寂しくもあります。

nmzkさん、gillmanさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2024-01-02 16:20)