2004年 初めてのスウェーデン出張 キルナでの休日 その1 鉱山ツアー [昔の出張]
昔の出張振り返りシリーズの第四弾は、2004年冬に行った初めてのスウェーデン出張。
北極圏のキルナ (Kiruna) という町での極寒地のテストトリップ。
北極圏のキルナ (Kiruna) という町での極寒地のテストトリップ。
キルナで過ごす唯一の休日。
厳しい仕事のストレスを発散しなければ。
まずは、世界を代表する LKAB 社の鉄鉱山へのツアーへ。
シティセンターから出発した専用バスは、そのまま鉱山の中のアクセス路へと進入していく。
キルナ鉱山は当時も現在も掘削が進んでいて、その一部が観光できるようになっている。
2004年1月当時は、地下 775m のところまで掘り進んでいたようだ。
このときの説明では、深く掘るにしたがって掘削コストが上昇してきていて、あと20年くらいは続けるだろうが、その後、継続するか閉鎖するかの判断をするということだった。
*2018年末~2019年始のスウェーデン旅行記でも書いていたが、LKAB 社は採掘を継続することを決定。
ただ、採掘エリアがキルナ市内中心部にも広がるにつれ地盤沈下や地割れが見られるようになってきたので、キルナは町全体を移転することを決めた。このとき、地下 1045m まで(上の写真で地下 1045m の位置の坑道の図の左年表に "2018" と刻まれていた)掘られていた。
LKAB Vol.1
坑道を掘る機器は、さすがに規格外の迫力。
工場見学とか好きな人なら、けっこう萌えるはず。
この後、博物館のような展示エリアへ。
なにかよくわからないものをあれこれ撮っている。
この辺は報告書の類を書くためのタイプライタか?
たぶん、ノルウェイのナルヴィクに向かう鉄道の客車。
地上との通信回線かな?
最後は、休憩所みたいなところで温かいコーヒーとクッキーをいただいた。
鉱山からシティセンターに戻る途中で撮影した、当時のキルナ市庁舎。
スウェーデンで最も美しい建築物にも選ばれたことのある建物。
この特徴的な時計塔は、新しい市庁舎の横に移設されている。
すごい!現役の鉱山だったのですね。
タイプライターのような時代を感じる物の隣に
ステンレスのラックがあったりして面白い光景です(笑)
by リュカ (2021-03-25 09:41)
日本では、見ることの出来ない鉱山ですね。
by テリー (2021-03-25 21:39)
2018年の記事にも書いたかと思いますが、鉱山のために街を移動してしまうってすごいことですね。
それだけ鉱山が大事ってことでしょうけれど。
by sheri (2021-03-25 21:44)
なんと寒そうな鉱山…
専用バスで鉱山内に乗りつけって、すごいですね。
それだけ坑内も広いということですよね。
by めぎ (2021-03-26 05:45)
リュカさん、テリーさん、sheriさん、めぎさん、コメント & nice! ありがとうございます。
リュカさん、
どこまでが当時のものでどれが雰囲気づくりのために新たに持ち込んだものかはわかりませんが、こんな雰囲気の中で働いていたのでしょう。
今もバリバリ現役の鉱山です。
テリーさん、
世界で一二を争う鉱山ですので、日本の規模では想像できない大きさです。
sheriさん、
鉱山発掘のためにできた町なので、鉱山を閉じるということは町が死ぬということになるという判断なんだと思います。
この15年で、発掘技術の進歩や低コスト化もあったのかもしれません。
めぎさん、
バスもマイクロバスみたいなのじゃなくて、普通に大きな観光バスサイズでしたから、坑道は相当な大きさだと思います。
掘った鉄鉱石をコンベアみたいなので地上に出していくのだと思いますが、いろいろ作業に必要な機材を持ち込んだりとか、大きな作業車が中に入っていかないといけないのだろうと思います。
@ミックさん、tochiさん、鉄腕原子さん、xml_xslさん、ネオ・アッキーさん、knackeさん、てんてんさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2021-03-26 07:03)
地盤沈下というと去年でしたっけ調布で起きた
環状道路のトンネル工事が原因の陥没事故のことを思い出しました。
キルナの町のように町ごと引っ越さなければ
住民の方々は安心して住めないように思います。
by kuwachan (2021-03-26 11:02)
鉱山の中、外よりは寒さがマシなのかしら。掘削機で作業してても冬の仕事はキツイんだろうなぁ。
あの新しい市庁舎の横にあった時計台、元々はこんな風になってたものだったんですね。私の中で、あぁ、あの記事の・・・とつながりました^^。
by Inatimy (2021-03-26 19:40)
kuwachanさん、Inatimyさん、コメント & nice! ありがとうございます。
kuwachanさん、
日本でも似たような話がありましたね。
キルナの場合、調布よりももっと地下深くの話なので影響は小さいのでしょうが、それでも地盤沈下が懸念されるわけなので、道路のトンネルくらいの深さだともっと深刻かもしれないですね。
Inatimyさん、
以前の記事をおぼえていてくださって、ありがとうございます。
この時計台はキルナのシンボルだったんでしょうね。
今も移設されて大切にされてます。
鉱山の中は、ご推察の通り、外に比べればずいぶんと暖かいです。
年中ほとんど変わらない温度だろうと思います。
gillmanさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2021-03-27 06:46)
時計台、面白いですね。
1キロメートル以上も掘ったら、
色々な意味でコワイです。
なんて言いながらも
地下鉄とか乗ってるんですが^^;
by ふにゃいの (2021-03-27 20:03)
ふにゃいのさん、コメントありがとうございます。
地下鉄の深さはせいぜい数十m ですから、鉄鉱山の採掘の深さは桁違いです。
比較すると想像できない世界ですので、たしかにコワイですね。
engridさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2021-03-28 06:30)
ごぶさたしました。
春の気配に、ようやく冬眠から目覚めましたです。
久しぶりに外出の用事があり、昨日新宿に行ったら、なんとまあすごい人。
これはまた、感染者数増加に覚悟を持たないといけないかもしれませんねえ。。
by ナツパパ (2021-03-28 10:07)
ナツパパさん、コメント & nice! ありがとうございます。
お久しぶりです。
街はもう緊急事態宣言継続時から既に人が多いですね。
感染者の増減と緊急事態宣言の時期が合っているわけでもなし、ワクチンの接種が進むまでは、もうこんな感じで増減繰り返しながらいくのでしょう。
kiyoさん、yamさん、マルコメさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2021-03-28 16:42)