初めてのフランス出張 教会巡り [フランス出張]
迷宮のように広いルーヴルで疲れて外に出たものの、さすがに空港に向かうにはまだ早過ぎる。
もう少しパリらしい雰囲気を楽しもうと、このエリアにある二つの教会に行ってみることにした。
まず行ったのは、サン・ロック教会(Eglise St-Roch)。
中に入って驚くのは、その奥行き。
126m もあり、ノートルダム大聖堂に匹敵するほどだとか。
この教会の見所は、この一番奥。
聖母マリアの祭室。
豪華な丸天井。
その下に鎮座する美しい祭壇。
1719年に完成するまでに50年以上の歳月を必要としたこの教会は、当時パリの最先端を行っており、ここに埋葬されることを望んだ著名人も多かったそうだ。
続いて行ったのは、マドレーヌ教会(Eglise de la Madeleine)。
サン・ロック教会から歩いても15分程度だが、相当歩き疲れていた私は1日乗り放題の "MoBiLiS" を持っていたので、迷わずメトロで移動。
まるでパルテノン神殿のような外観は、ナポレオンが「フランス軍のシンボル」となるような姿を望んだということで、古代ギリシア風のこんな姿になったらしい。
いろいろ逸話を聞くと、ナポレオンってよほど権力をかざしたいタイプの人だったように思える。
その外観とは裏腹に、中は天窓から柔らかい光がさす厳かな空間。
入ってすぐ左側に、この教会の見所のひとつ、「キリストの洗礼」の大理石像がある。
祭壇の一番奥に、「聖マグダラのマリアの歓喜」の彫像が浮かび上がっているかのように置かれている。
ほのかに白く浮かぶ美しい姿。
この教会には、他にも左右に彫像が並んでおり、独特の雰囲気を醸し出している。
私は無信教なのだが、ヨーロッパの教会に行くと、心神めいた気持ちがなんとなく感じられ、神に祈りをささげたい気になる。
このときの出張もなかなかハードだったので、祈ったのは今の仕事がなんとかハッピーな形で収束すること。
あまりにも現実的なことしか頭に浮かばない、ジャパニーズサラリーマンの悲しさ．．．
タグ：フランス
立派というか大きいというか、大変な規模の建物ですねえ。
天井も高くて、そこにいろいろな像が置かれていて、荘厳な雰囲気ですね。
わたしは仏教徒なのだけれど、この教会は素敵だと思いますよ。
by ナツパパ (2015-01-09 20:53)
ジャパニーズサラリーマン、こんな素晴らしい写真撮るスキル無いですよ…YAPさんの腕ですよ
無信教as well ですが、神々しい場所ではそのような気持ちになるのは、きっと幸せなんだろ、と、思いますです
あ、自身は無神経でした…
by One-for-you (2015-01-09 23:39)
厳かな雰囲気ですね。
私もこの場に立ったら、無意識のうちに手を組んで
お祈りしているような気がします(^^)
by Amy (2015-01-10 00:22)
教会の中を写すとき、デジイチが欲しくなりませんでした？
こんな立派な教会があちこちにあって見切れないのがパリのすごいところですね。
by めぎ (2015-01-10 03:50)
サン・ロック教会は行ったことがないです。
見応えのある素晴らしい教会ですね。著名人がここに埋葬されることを
望んだのも頷けます。
まだまだパリには行ったことのない荘厳な教会がたくさんあります。
私も無宗教ですが、神々しい場所では同じように思わず祈りを奉げています。
by kuwachan (2015-01-10 07:08)
ナツパパさん、One-for-youさん、Amyさん、めぎさん、kuwachanさん、コメント & nice! ありがとうございます。
ナツパパさん、
外から見たらそんなではなくても、中に入ると驚くほど広い空間の教会はけっこうあります。
逆に、外見は大きいけど中はそんなに大きくなかったりというパターンもあったりします。
天井の高い教会は、特別な感じはしますね。
One-for-youさん、
うす暗い教会の中は、とにかく手振れとの戦いです。
ミニ三脚を持っているときだと、それを使えそうな場所であればいくらか助けになります。
仰りますように、無信教でも厳かな気持ちになれることこそ、神の御力なのかもしれませんね。
Amyさん、
こういうところにいると、やっぱり何かを祈ってしまいますね。
私のような人間だとその内容も俗っぽかったりするのですが、それでも、ね。
めぎさん、
一眼ほしくなりますね。
出張のときは荷物も大きくなりますので、どうしてもあきらめざるを得ないんですよねえ。
この前のドイツ3ヶ月のときも、持って行かなかったことを後悔しました。
けど、荷物の量を見ると、やっぱり持っていくという選択はできなかったよなあ。
kuwachanさん、
有名無名に関わらず、教会の数は多いですね。
あまり知られていないところでもかなり立派だったりしますし。
あと、無料で(いちおうドネーションはするようにしています)見学できるというのも旅行者にはうれしいです。
GAYOさん、tochiさん、Aちゃんさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-01-10 09:09)
現実的な事、わかりますねぇ。
こちらは全てコンパクトカメラでしょうか？ブレずに綺麗に撮れていますね。
でも一眼レフは本当にかさばるので旅行中いつも大変な思いをしています。仕事なら尚更持っていけませんよね。
by フェイリン (2015-01-10 11:55)
マドレーヌ教会は何度も何度も行きました
素晴らしいですよね。
そして教会正面の全景が写っているのは素晴らしい！！！！！！！
大きすぎて撮れない＠＠；。のに。
ここは1849年にF.ショパンの葬儀が行われた教会です。
モーツアルトのレクイエムや数々の音楽が流れたのです。
初めてマドレーヌ教会に入ったとき、お祈りをして、椅子にずっと座っていました。たまたま持っていたカバンにショパンの楽譜と書籍があり、広げて見ていたら涙がとめどもなく流れたことを思い出しました。
パリで葬儀を行った後、パリの墓地に埋葬。そして心臓はショパンの祖国ワルシャワの聖十字架教会に今もあります。
書き出したら止まらなくなりそうなYAPさんのこのキャンドルの灯写真でした。
YAPさんと同様、この教会をみてパリの街を歩いて、夕方頃シャルルドゴールに向かったのです。
by ake_i (2015-01-10 18:01)
やはり荘厳さが違いますね。
神に祈りをささげたい気持ちになるっていうの、わかります。
私はヨーロッパには行ったことがないですが
本場で教会に入ったら
キリスト教のこといろいろ知りたくなるのかもなーって思います。
by リュカ (2015-01-10 23:13)
フェイリンさん、ake_iさん、リュカさん、コメント & nice! ありがとうございます。
フェイリンさん、
出張時の写真は、すべてコンパクトデジカメです。
暗いところではもちろん手振れとの勝負。
がんばってます。
ake_iさん、
マドレーヌ教会の正面は、たしかにデーンと大きいのでしたが、私のデジカメはけっこう広角(24mm~)なので収めることができました。
ake_iさんのような芸術的バックグラウンドがあると、そうでなくてもそれなりの知識があると、より深くここのよさを実感できるのでしょうね。
リュカさん、
そしたらまたリュカさんの知識欲が広がって、見なければならない本や行かなければならない展覧会が増えてしまいそうですね。
ぜひ一度機会を作って行っていただくことをお勧めします。
Lionbassさん、makimakiさん、nmzkさん、甘党大王さん、Zunkoさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-01-11 18:59)
どちらの教会も素晴らしいですよね。
しばらくパリに行ってないので行きたくなりました。
by miffy (2015-01-11 20:39)
マドレーヌ教会、確かに外観も内観も
ギリシャ、ローマを思いおこさせる感じですね。
by ふにゃいの (2015-01-12 13:03)
miffyさん、ふにゃいのさん、コメント & nice! ありがとうございます。
miffyさん、
この辺りは詳しいですか？
私は10年以上ぶりだったので、ほとんど初めての観光客と変わりませんでした。
ふにゃいのさん、
迫力ある外観ですよね。
それに比べると中は厳かでした。
by YAP (2015-01-13 07:08)