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日産ヘリテージコレクション その4 1990年代~ [クルマ]

今回も写真多数となりますが、クルマに興味のある方はお付き合いいただければ。
今回は、1990年代から現在までを一挙まとめて。
(車名の表示は、全て展示車両の説明プレートに書かれているのをそのまま記載しているので、表記様式が統一されていない点もあるがそこはスルーで。)




最初は、父が乗っていたクルマシリーズ。

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サニー 2WD ツインカム 1500 スーパーサルーン (1993)
先代の "トラッド・サニー" がヒットしたので、キープコンセプトで登場。
この頃になると、DOHC のシリンダヘッドが大衆車にまで下りてきた。






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プリメーラ 2.0Tm Sセレクション (1995)
欧州市場でもヒットした初代モデル。
スポーツ志向が高く、これはかなり上質のセダンだった。
この頃は私も既に働いていて、同期で乗っているヤツがいたので、ときどき運転させてもらっていた。






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セフィーロ 30 Sツーリング (1995)
井上陽水の「お元気ですかあ?」の CM で大ヒットした初代モデルは展示されておらず、これは2代目。
エンジンは V6 となり FF 化された。
ボディも3ナンバーサイズに。
日産が迷いだしたのはこの頃からか...

父が乗っていたクルマはここまで。
その後も父は今も日産車に乗り継いでいるが、2000年代に入ると展示車も少なかったので。






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ラシーン タイプ II (1995)
パイクカーシリーズとしては最後となったモデル。
サニーベースでちょっとアウトドア風なスタイルに。






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マーチ 3ドア 1000i・z-f (1993)
初代が約10年続いたマーチは、この2代目もほぼ10年続くロングセラーとなる。
このモデルは、私が新卒で就職した会社で配属先の公用車にあった1台だが、コンパクトながらもそこそこきびきび走り、わりと好きだった。






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キューブ 4WD X (1999)
キューブは2代目がけっこう売れたが、この初代はさっぱりだったので記憶にない人も多いだろう。
ルノーと経営統合される前の一番経営が厳しかった頃のモデルになるのかな。






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インフィニティ Q45 (1991)
トヨタがレクサスブランドを展開し始めた頃、日産も対抗して高級チャネルとしてインフィニティブランドを展開した。
これはレクサス LS (日本国内ではセルシオ)に対抗するフラッグシップモデル。
知名度でもわかるように、完敗。





'90年代のブルーバードを。

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ブルーバード 2000SSS-G (1993)
'80年代に売れまくったブルーバードも、この頃になると輝きがどこかへ...






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ブルーバード 2.0SSSリミテッド (1996)
手振れしてしまっているが、純粋なブルーバードとしては、これが最後のモデル。
ブルーバードを代表するグレードだった "SSS" の名前もここまで。
この後、"ブルーバード・シルフィ" としてブルーバードの名前は継承されたが、中途半端なセダンとなってしまい、残念な末路となってしまった。 






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スカイライン R33 タイムトライアル (1998)
R32 で復活した GT-R は、その後のモデルチェンジでも引き続き設定された。
ただ、大柄になってしまった R33 型は、R32 型ほどの人気は出ず。






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スカイライン GT-R 4ドア オーテックバージョン 40th アニバーサリー (1998)
その R33 では、ちょっとユニークな GT-R が設定された。






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ハコスカ以来の 4ドア GT-R。
オーテックバージョンということで正規モデルとはちょっと外れているが、それでも準正規と言える。






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スカイライン GT-R V・スペック II (2000)
R34 型が "スカイライン" としては最後の GT-R。
これが今、中古車市場で相場が爆上げしているらしい。
クルマを投機目的に考えるのは好きではないが、これを購入して今も乗っている人は、一財産作れるだろう。







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最後に隅っこの方に並べてあった現代のスポーツモデル3車。
時間がなくて説明パネルを撮影していないので年式が定かではないが、手前より、Z33型 フェアレディ Z ('03~'08)、R35 型 GT-R ('07~) が2台。
フェアレディ Z はともかく、GT-R は庶民では絶対に手の届かないモデルになってしまった。



こうして見ると、やはり日産の最も輝いていたのは '80年代で、バブル崩壊の頃から少しずつ変わっていったというか、少なくとも私が好きなモデルというのが消えていった。

特に最近の日産の体たらくは残念で、度重なる不祥事からするに、会社内部も乱れ切っているように見える。
7月8日に発覚した完成車の抜き取り排ガス検査のデータ改ざんは、悪質性が強く、出荷停止とかの処分が必要じゃないの?というもの。
西日本豪雨のニュースのときにどさくさに紛れたように発表するのもなんだかなあ。
(その後、8月9日にスズキ、マツダ、ヤマハ発動機が完成車の抜き取り検査で不適切な対応があったことを発表したが、これらは一般の人から見たら、同じに見えるのだろうが、私たち自動車業界の人間の視点で見るとちょっと違っていて、悪質性はそう高くない。)
普通のシリーズハイブリッド (e-POWER シリーズ)を EV であるかのように言ったり、運転支援技術のレベル2(プロパイロット)を自動運転であるかのように言ったり(他社でもレベル2のモデルを発売しているが、まだ「自動運転」という言葉を使うには早すぎると言っていて使ってない)、「技術の日産」と呼ばれていたのも今は昔という感じ...
今も父は日産車を乗り継いでいるが、私は今のままだと日産オーナーとなる日は来そうにない。

最後にちょっと落としてしまったが、これも昔の輝きを取り戻して、私が欲しくなるクルマをまた作ってほしいから...

次回、モータースポーツ車両を紹介して、だらだら続いたこの記事全て終了します。


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kuwachan

前記事の回答ですが、私が乗っていたのは、ラングレーとブルーバードのSSSです。
ブルーバードのフットブレーキが効かなくなって(スポーンと下まで抜けました)、
パニくっている私の横で友人がサイドブレーキを引いてくれて車は止まりました。
今思い出しても冷汗がでます。
各社の改ざんのレベルは素人の私には分かりませんが、とにかく、
ブレーキが効かなくなるような車だけは作らないで貰いたいものです。
by kuwachan (2018-09-17 21:40) 

めぎ

こちらにいると韓国製の勢いがどんどん増していて、そのうちには中国にも抜かれるでしょうし、日本車にとにかくもう少し気を引き締めてほしいです。
by めぎ (2018-09-18 05:32) 

YAP

kuwachanさん、めぎさん、コメント & nice! ありがとうございます。

kuwachanさん、
ブレーキのラインがどこかで漏れていたんでしょうね。
隣にご友人がいてよかったですね。
ひとりで焦ると対処できないような場面だと思います。

めぎさん、
日本では韓国車はあまりの不人気で撤退してしまいましたが、ドイツではそれなりに存在感あるんですね。
韓国の自動車メーカは、酷い労使闘争で非常に揺らいでいます。
クルマの品質にも、影響が出てくるでしょう。

はじドラさん、xml_xslさん、tochiさん、スイカが好きさん、knackeさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2018-09-18 06:59) 

YAP

鉄腕原子さん、@ミックさん、sheriさん、step-iwasakiさん、kameさん、soramoyouさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2018-09-19 07:55) 

リュカ

うちの父も母もずっとHONDAに乗っていたので
わたし、日産の車は全然知らないんだな~って
しみじみ思いました(笑)
かといって、父母が乗っていた車の車種も知らないんだけど^^;

by リュカ (2018-09-19 09:54) 

YAP

リュカさん、コメント & nice! ありがとうございます。
興味ない人にはそうでしょうね。
私も以前、某自動車メーカに転職したときに社宅に入って、うちのかみさんが「駐車場に知らないクルマがたくさんある!」と言ってました。

ちんくろ2級さん、ネオ・アッキーさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2018-09-20 06:56) 

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