SSブログ

五度目のドイツ出張 Peugeot 2008 [ドイツ出張]

DPP_1991.JPG

この出張2台目のレンタカーは、プジョー2008。
なぜ2台目のレンタカーに変更したかというと、出張期間が延期となって前のフォーカスの期限が切れたのと、冬を迎えるにあたりウインタータイヤ装着車に交換してもらいたかったので。

実はこのクルマ、四度目のドイツ出張時も乗っている。
なので、わざわざ記事にしようかどうか迷ったのだが、そのとき借りたのとはエンジンが違うし、まあネタを増やす分にはいいかと思い。





 

DPP_1992.JPG

プジョー208 の SUV 版とも言えるこのモデルは、フロントライトやリアライトの意匠は 208 とほぼ同じ。
この変な切込みが入ったようなデザインは、私はあまり好きではない。





DPP_1993.JPG

四度目のドイツ出張時に借りた 2008 のエンジンはディーゼルだったが、今度のエンジンはガソリン 1.6L NA バルブトロニック。
いわずと知れた BMW と共同開発のパワートレインだが、日本国内向けも含めて新しい3気筒エンジンに置き換えが進められている。
  





DPP_1994.JPG

トランスミッションは 5MT。
100km/h で既に 5速で 3000rpm くらい。
140km/h くらいで巡航していると 4000rpm を超える。
今の時代、もうひとつ 6速を入れてよ、と思ってしまう。





DPP_1995.JPG

最近のプジョー共通のコンセプトである、小径ステアリングの上越しに見させるインパネ。
これが、すこぶる見づらい。
正しいポジションにステアリングホイールの高さを決めると、どうしてもメータ下部にステアリング上部が少しかかってしまって。





DPP_1996.JPG

プジョーではおなじみになりつつあるこのカーナビ含めてのインフォテイメントシステム。
使いやすくはないが、目くじらを立てるほどにひどくもない。
ただ、渋滞情報が入らない。





DPP_2078.JPG

今回借りた 2008 で唯一気に入ったのは、大きなガラスルーフ。
開きはしないが、ウインドウ面積は大きく、暗い冬でも室内が明るくなっていい。

前回のドイツ出張時に借りたときはディーゼル仕様で、出張期間も1週間程度と短く遠出もしていないので、このクルマのことがわからなかった。
今回は、1ヶ月で 2800km 以上乗り回したので、いろいろと書くことも多い。

そういうことを含みつつ、いつもの採点を行なっていく。



エンジン;6点

悪くはないが、現行モデルでアイドルストップもついていないのは、一世代遅れている印象は否めない。
自分の愛車や、前に借りていたフォーカスがいずれも 1.6L ターボだったせいか非力に感じる。
スペックとしては、
最大トルク;160Nm/4250rpm
最高出力;88kW/6000rpm
EUDCモード燃費;5.9L/100km なので、日本流の表記に直すと 16.9km/L。
実際の燃費としては、7.2L/100km, 13.9km/Lくらいだった。
アウトバーンで常時 3000rpm以上で運転される時間が長かったことを思うと、まあ優秀と言っていいかと。
バルブトロニックの効果か。
エミッションはユーロ5。

トランスミッション;2点
これはもう、話にならない。
6速にできないにしても、もう少しギア比をどうにかできなかったものか。
ふにゃふにゃのクラッチペダル、シフトフィールも不快。

操安性;6点
これは可もなく不可もなく。
重心が高いボディでロールは大きいが、それなりに足元は踏ん張り、ワインディングとかでもそれなりのペースで安心して走れる。
もう少し回頭性がいいと尚いいのだが、まあ、クルマのキャラクタ上しょうがないか。

デザイン;4点
5月の出張時に採点したのと同じ。
個人の好みなので...

コストパフォーマンス;5点
私が借りていたグレードがどれなのかよくわからないのだが、たぶん前借りたのと同じ Allure というグレードで、車両本体が 21,000ユーロくらいだと思われる。
この乗り味でこの価格はちょっと高めかな。

アディショナルポイントは、5月の出張時に採点したときと同じく見づらいインパネに-1点を入れるが、開放感たっぷりのガラスルーフに+2点を入れる。元オープン乗りとしては、この開放感は大きなポイント。
ということで、差し引き+1点

総合;23点
前回の出張時、ディーゼル仕様に乗ったときはあまり印象に残らなかったが、今回は長期間(1ヶ月)、長距離(約2,800km)乗ったことで粗がよく見えた。
クルマのキャラクタ的には、家族でお出かけする光景が見えてくるのだが、この味で長距離出かける気にはなかなかなれない。
トランスミッションがすべてを台無しにしている感じがしてならない。
残念。
そうは言っても、一週間も乗っていれば、すっかり自分のクルマ。
ブツブツ文句を言いながらも、それなりに自由に振り回せていた。


タグ:プジョー 2008
nice!(18)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 18

コメント 10

ナツパパ

プジョーのクルマは、いっときわが家でも新車の候補でした。
YAPさんの記事を拝見して、乗ってみなければ分からないものだなあ、
と思いました。
良くも悪くも、フランス車って個性がありますね。
by ナツパパ (2015-06-17 20:51) 

kuwachan

車も住めば都状態ですか^^
私がするレンタカーは1日2日なので、慣れるところまで行かないうちにさようならが多いです。
プジョーは以前甥っ子が206だったかな乗っていたような。
by kuwachan (2015-06-17 22:49) 

YAP

ナツパパさん、kuwachanさん、コメント & nice! ありがとうございます。

ナツパパさん、
クルマはほんとに乗らなければわかりません。
高い買い物なだけに、失敗したくないですし。

kuwachanさん、
ぶつぶつ言っても乗っているうちに慣れてしまいました。
アウトバーンに乗っている間はストレスでしたが、町中ではさほど気にもならないようになりました。

kiyoさん、knakceさん、tochiさん、AKIさん、めろんぱんさん、電気男さん、ネオ・アッキーさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-06-18 08:04) 

めぎ

暗い時期の長いドイツなので、ガラスルーフは私も憧れます。

by めぎ (2015-06-19 01:34) 

YAP

めぎさん、コメント & nice! ありがとうございます。
これが開くともっと気持ちいいんですけどねえ。
けど、この明るさはいいです。

GAYOさん、ふにゃいのさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-06-19 07:39) 

リュカ

ドイツもけっこう渋滞は起こるのですか?
ヨーロッパの渋滞っていうと、フランスがまっさきに浮かんじゃう(笑)
by リュカ (2015-06-19 09:05) 

aloha

この位置にあるインパネ、見やすいかと思ったら
ダメなんですね?
ステアの位置もそうですが、座高とかも関係しちゃうのかしら?
大きなガラスルーフは開放感があって、気持ち良さそうです。
by aloha (2015-06-19 15:40) 

YAP

リュカさん、alohaさん、コメント & nice! ありがとうございます。

リュカさん、
都市部の金曜夕方とか、そこそこ渋滞しますね。
アウトバーンとかだと、所々工事が入っているところでは渋滞しがちになります。
ただ、私が行動していたエリアでの程度は、日本の都市部ほどではないと思いました。

alohaさん、
ドライバーのポジションにもよると思います。
私はシート座面が低いほうがいい(尻と足の高さの差が少ないほうがいい)ので、そこから始めてシートの角度、ステアリングの位置を合わせると、メータが見づらくなります。

熊太郎さん、大和さん、nmzkさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-06-20 06:51) 

One-for-you

現在、これの兄さん的なのがMy Car at JPです
D6は、70超えないと入らないので一般道では無用ですが、1.6+ツインターボは常時1500rpmで最大トルクだすから、どこから踏んでも伸びるから満足。
208の1.2が主流になってきてますね、Dualターボの制御、円滑にて、どこで切り替わってるのか、どんな制御してるか、No Ideaでう。
プジョーはディーゼル入れてくるのに躊躇してる感がありますが、欧州各メーカ、若干温度差ありますが本国のDeaselを積極説教的に入れてきてる系効果と思います
35以上のトルクは魅力的です、ナフサの副産物で軽油の供給性は不安ないです、よね?
by One-for-you (2015-06-21 18:29) 

YAP

One-for-youさん、コメント & nice! ありがとうございます。
欧州では、プジョーはむしろディーゼルのほうが多いですね。
最近、ディーゼル車増加によりパリでは大気汚染が深刻だそうです。
by YAP (2015-06-22 07:02) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0