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五度目のドイツ出張 Hockenheimring [ドイツ出張]

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クルマ好き、モータースポーツ好きとしては一度は行ってみたいと思っていた聖地へ。



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F1 でもおなじみの、ホッケンハイムリンク(Hockenheimring)。
ここ数年は、ニュルブルクリンクと隔年で F1 を開催していて、昨年はホッケンハイムの順番だった。
外からスタンドの一部は見えるが、当然ながらサーキット部分は見えない。

既にドイツ国内の主要シリーズもシーズン終了していたが、サーキットからはクルマのエキゾーストノートが聞こえる。
たぶん、趣味でライセンスを持っている人がスポーツ走行をしているのだろう。
シーズンオフの富士スピードウェイとか、けっこう自由にスタンドの方へ入って行けたりするが、どうもここは無理そう。






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しかたないので、併設されているミュージアムをのぞいていくことにする。
入場料は、6ユーロ。
+6ユーロでサーキットツアーというのもあって、それに参加するとピットやスタンドのほうが見学できるとのことだが、1時間に1回のツアーがちょうど始まったばかりだということなので、待つのも面倒でここだけの見学に。





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今はスタンドから多くの部分を見渡せるレイアウトになったが、





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私のようなオールドファンには、森の中を駆け抜けるこのレイアウトのほうが印象深い。





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ドイツといえば、やはりツーリングカー選手権、DTM が有名。
国内選手権とはいえ、そのレベルの高さから世界中で人気。





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ドイツを代表するドライバーの手形がずらり。





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現役 F1 ドライバー(ただし、'08年時点、かな?)の手形は別コーナーに。





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歴代ドイツ(西ドイツ時代含む)GP 勝者の写真も、'08年で止まっている。





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F1マシンも何台か展示されていて、こんな激レア車も。
アロウズ A10B ('88年)。





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BMW が撤退した後、メガトロンという名前でプライベート供給されていたエンジンを搭載していたので、その関係でかな。





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このウイリアムズ FW12 ('89年) も何気にちょっと珍しい。





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当時、ドイツ(西ドイツ時代も)ではタバコ広告禁止だったので、ドイツGP では、"CAMEL" の社名ロゴは消されてラクダのマークだけだったのに、この展示車はそれがされていない。





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このベネトン B188 ('88年)のようにね。





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こちらの F3 マシンは、ドイツの英雄ミハエル・シューマッハが若かりし頃にドライブしていてもの。
これもスポンサーはタバコブランドの "West" だが、ドイツ仕様で "East" のロゴに変えられている。





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ザクスピード 891 ('89年)は、ジンスハイムの博物館にも展示されていた。
不名誉な記録(全16戦中、決勝進出わずか2回)を作ってしまったこんなマシンが複数個所で保存されているのは、やはりドイツチームだからか。





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プロモーション用のマシンのようで、両ドライバーの名前が入っている。





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2階もあったが、こちらはバイクのみ。

そう、ご覧のように、実はこの博物館は、非常に展示が雑。




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2階から1階を見下ろすと、その雑な雰囲気が伝わるだろうか。
これで6ユーロはどう考えても高い。
なんてったって、サーキットツアーと同じ額だもんね。
これなら1時間待ってサーキットツアーにも申し込めばよかったが、後の祭り。





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最後の帰り際、サーキットに面した建物の隙間からわずかに見える部分から、サーキットをチラ見。
何度かシャッターを切って、マシンが写りこむ一瞬を捉えることができた。

ちなみに、今年のF1 ドイツGP はニュルブルクリンクで開催の順番だったが、財政的な理由で開催権を返上。
急遽、ホッケンハイムでの開催が検討されたが、こちらも財政的に厳しく、かつ、準備に必要な期間が短すぎるために辞退し、けっきょく今年のドイツでの GP はキャンセルとなった。
ドイツチーム(メルセデス)が現チャンピオンだし、ドイツ人ドライバーも多いのでドイツでのF1人気はけっこう高いのだが、なんとも残念なことになってしまった。


タグ:ドイツ
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コメント 16

comomon

コモ太郎 『展示の往年の名車はカッコいいなぁ。エンジン音が聞こえてきそうだよ。』
でもやっぱり、サーキットを走る車を見たかったですよね。次回にお預けですね☆
by comomon (2015-05-31 18:51) 

Amy

博物館とサーキットツアーが同額なのは謎の価格設定ですが(^^;
ゆったりと見学できそうな雰囲気ですね。
最後の写真!
限られた範囲の中でスピードある瞬間を捕らえているのはスゴイです!!
by Amy (2015-05-31 20:10) 

めぎ

F1で写真を撮れるようになってみたいなあとちょっと夢見てしまいました。
やっぱり車が並んでいるのではなく走っているところを見たいし撮りたいですねえ。
by めぎ (2015-05-31 20:23) 

miffy

ホッケンハイム行ってみたいです。
F1を夢中で見ていた頃のカラーリングが懐かしいです。
by miffy (2015-05-31 21:24) 

kuwachan

私が知っているドライバーの写真も^ ^
レースは、テレビでしか見たことがないので実際に見てみたいです。
最近はF1も財政状況が厳しいのですね。
by kuwachan (2015-06-01 00:25) 

gillman

昔、近くのハイデルベルクに住んでいたので一度だけレースを見に行ったことがあります。今当時の日記で確認したら1971年4月4日でした。ジムクラーク記念レースでした。グラハム・ヒルとか日本の生沢とかも走ってました。ヒルは3位で生沢は6位くらいだったと思います。1位はフランスの選手だったと思います。日記にその時の入場券が貼り付けてありました。入場料は8マルクでした。コース脇で見た覚えがあります。余り詳しくないのですいません。
by gillman (2015-06-01 00:34) 

kumako

開催辞退って割とあるんですね。
つい最近韓国も辞退した気が。
F1というと、ミハエルの現在が気になってしまいます・・・。
by kumako (2015-06-01 01:40) 

YAP

comomonさん、Amyさん、めぎさん、miffyさん、kuwachanさん、gillmanさん、kumakoさん、コメント & nice! ありがとうございます。

comomonさん、
こういう展示だとマシンを間近で見られるというメリットはありますが、やはり走ってこそですもんね。
サーキットを疾走する姿を見たいです。

Amyさん、
最後の写真は、数打った中のひとつです。
ひとつくらいはこういうのが偶然撮れます。

めぎさん、
そうなると、望遠のいいレンズが欲しくなりますね。
500mm 以上級は必要と何かに書いてあるのを見たおぼえがあります。

miffyさん、
夢中で見られていたのは、20年以上前のブームの頃でしょうか?
あの頃は盛り上がってましたよね。

kuwachanさん、
F1というより、サーキットの財政事情が厳しいようです。
F1を牛耳っている団体に支払わなければならない開催権料がひじょうに高く、その結果チケット価格も高騰し、それでもサーキットの持ち出し分が多くなっているというのが実情のようです。
そうまでしてでもF1開催サーキットというステイタスというのは重要のようですね。

gillmanさん、
そんな昔の記録(記憶)が残っているとは、やはり何かに残しておくのは重要ですね。
こうして何年も経って現代と結びつくというのは、おもしろいです。

kumakoさん、
韓国もやはりお金の面で破綻したようですね。
ミハエル・シューマッハは、今は退院して自宅で療養中のようですね。
どういう状態なのかは推測の域を出ないのですが...

orio0711さん、tochiさん、ネオ・アッキーさん、AKIさん、森田航さん、knackeさん、nmzkさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-06-01 09:31) 

aloha

スポンサーが付くのは広告宣伝のためと思っていましたが、
タバコのブランドは、せっかくお金を出してもいろいろな
制約があったのですね。
社名ロゴが消されたり変えられたりしたのでは、
何もならないのでは?と思ってしまいました。
エピソードとしては面白いですが、ブランドにしてみれば
残念だったでしょうね。
by aloha (2015-06-01 13:10) 

YAP

alohaさん、コメント & nice! ありとうございます。
今はもうF1全体でタバコ広告が禁止になりましたので、表立ってタバコのロゴをマシンのステッカーやサーキットの看板で見ることはありません。
ですが、マルボロ(フィリップモリス)が今でもフェラーリのスポンサーをしているのは公然の事実です。
赤いマシンに部分的に入った白が、マルボロのパッケージを連想させるということでだと思います。
そんな風に、お金を出す側の考え方次第なんでしょうね。

Meru Pepeさん、Lionbassさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-06-01 16:18) 

リュカ

有名な人の手形をとるのは、世界共通なのですかね^^
ついつい自分の手の大きさと比べちゃいます。
YAPさんも比べました???
by リュカ (2015-06-01 17:12) 

ジャランこ

やっぱり車好きのYAPさんは、趣味と実益を兼ね?
空いた時間も車の方へ行かれるのですね。
タバコ広告禁止の時代も"CAMEL" の社名が入っていたなんて
面白いです。
by ジャランこ (2015-06-01 21:45) 

ふにゃいの

キャメルやマルボロのイメージは強いですね。
そんなにF1とか見ない自分でも見たことがあるって
思いますから。
一般的にめちゃくちゃ流行っていた時は
さすがに見てました^^;
by ふにゃいの (2015-06-01 22:14) 

YAP

リュカさん、ジャランこさん、ふにゃいのさん、コメント & nice! ありがとうございます。

リュカさん、
手形が触れたら自分のと比べたかもしれないですね。
残念ながらガラスのショウケースの中だったので、眺めるだけでした。

ジャランこさん、
ドイツGPではタバコ広告は禁止されていたので、このロゴが入っているマシンは他の国のGP仕様のものと思われます。
走らせるマシンは広告禁止でも、展示車両はいいの?と思ってしまいました。

ふにゃいのさん、
それだけスポンサーの印象って強いんでしょうね。
高額な金額を出すわけです。

dachsさん、tweet_2さん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-06-02 07:06) 

luckystream

ほんと雑な展示(笑)
展示方法で楽しさも理解度も随分変わると思うのでもう少し工夫が欲しいですね^^;

by luckystream (2015-06-02 10:01) 

YAP

luckystreamさん、コメント & nice! ありがとうございます。
せっかく展示する素材にいいものがそろっているので、もったいないですよね。
サーキット内のミュージアムだと、それなりに知識のある人も見学するでしょうからねえ。

sora_pさん、soujirou-3さん、midleeさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-06-03 07:38) 

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