Day 6, Monument Valley, UT [アメリカ旅行]
'24年 GW のアメリカ旅行記の6日目。
アメリカへ行くと、ここはどうしても外せないポイント。
何度訪れても感動する景色。
モニュメントバレー (Monument Valley)
その中でも最も有名な、そしてこの場所を象徴する3つのビュート。
左から、ウェストミトンビュート、イーストミトンビュート、メリックビュート。
以前は、左と中央のビュートはレフトミトン、ライトミトンと呼ばれていたが、この10年で呼び名が変わっていた。
ビュートの高さはいずれも 300m くらい。
もうスケール感がすごすぎてその大きさに気づかなくなってきているが、東京タワークラスの岩が並んでいると思っていただければ。
この旅行中、ヒューストンで ANA 便を降りてからここまで、日本人を一人も見かけなかったが、さすがにここでは多数の人に遭遇。
これ以降も、比較的日本でも知名度のあるスポットを移動するので、日本人遭遇率は高かった。
アメリカへ行くと、ここはどうしても外せないポイント。
何度訪れても感動する景色。
モニュメントバレー (Monument Valley)
その中でも最も有名な、そしてこの場所を象徴する3つのビュート。
左から、ウェストミトンビュート、イーストミトンビュート、メリックビュート。
以前は、左と中央のビュートはレフトミトン、ライトミトンと呼ばれていたが、この10年で呼び名が変わっていた。
ビュートの高さはいずれも 300m くらい。
もうスケール感がすごすぎてその大きさに気づかなくなってきているが、東京タワークラスの岩が並んでいると思っていただければ。
この旅行中、ヒューストンで ANA 便を降りてからここまで、日本人を一人も見かけなかったが、さすがにここでは多数の人に遭遇。
これ以降も、比較的日本でも知名度のあるスポットを移動するので、日本人遭遇率は高かった。
ビジターセンターの展望台から、ゆっくりと眺める。
バレードライブを走るクルマが豆粒のように見える。
この敷地に入場料を払って入れば、そのままバレードライブを自由に走ることができる。
過去にここを訪れたときは二度ともバレードライブを走ったが、この日は寄り道が多く到着が遅くなったということもあって、ビジターセンターから眺めるだけにした。
バレードライブに入ると、少々駆け足気味に抜けても2時間くらいかかるので。
同じような写真を何枚も撮ってしまうが、それだけ記憶にも記録にも残したい景色。
屋内の売店に入り、これもまた毎回お約束のように撮影している一枚。
ちょうど3枚の窓に3つのビュートがきれいに分割されて入るポジションがある。
ここで驚いたのが、売店やレストランを含むホテル内の全ての支払いが、現金 NG だったこと。
アメリカでは日本や中国ではおなじみの QR コード決済は見かけなかったので、必然的にクレジットカード払いとなった。(他の電子決済手段が有効かは不明。)
売店の地下にある、ナバホミュージアムへ。
この地を管理する、ナバホ族に関する展示がある。
伝統的なナバホ織や、部族の衣装が展示されている。
白人に迫害され、「居留地 (Reservation)」という名の地域で生活することを強いられている先住民たちだが、その中の最大部族であるナバホ族は、第2次世界大戦で米軍から重要な任務を任された。
それは、"ナバホ・コード・トーカー" と呼ばれた通信部隊。
彼らの言葉そのものが解読が難しい暗号の役割を果たし、軍の部隊同士の通信で大いに役立った。
ずらりと並ぶのは、英語で意味する言葉とナバホの言葉の対応表。
暗めの部屋に光が入ったのでダイナミックレンジの関係で見えづらくなっているが、ここに掲載されている写真には日本語も見える。
説明を見ると、沖縄での写真。
もう戦争も終わるころの写真か。
園内の美しいビュートの景色もいいが、ここを訪れた人には、ナバホ族をはじめとする先住民たちがヨーロッパからの侵略者に土地を奪われたその悲しい歴史も知ってほしい。
そうなんですよね、アメリカって今は、侵略者たちの国になっているんですよね…
昔、大草原の小さな家のシリーズが好きでよく読みましたが、何族だったのかは分からないけどネイティブの人たちとのことが所々に書かれてて、こうやって土地を追われていったんだなあって感じてました。
by めぎ (2024-11-27 08:23)
>東京タワークラスの岩が並んでいる
なるほど、想像しました。
でも写真を見るだけで息を呑みます。本当に壮大な景色です。
車がめちゃめちゃ小さく見える。
ナバホミュージアムはいろいろ考えさせられますね。
アイヌとかぶります。
by リュカ (2024-11-27 10:19)
わあ!西部劇の世界ですね(あんまり西部劇は見たことないけど)。
インディアンというと、「ダンス・ウィズ・ウルブス」というこれまた映画を思い出します。
by sheri (2024-11-27 11:06)
めぎさん、リュカさん、sheriさん、コメント & nice! ありがとうございます。
めぎさん、
トランプ次期大統領が移民問題をしきりに言ってますが、そもそも自分たちが移民であることはなかったことになってるんですよねえ。
アメリカ西部には先住民の居留地が多いので、こういうことをしみじみ考えさせられる場面が多いです。
リュカさん、
北海道ご出身の方は、アイヌの話についていろいろ学ぶ機会があったかとお察しします。
私も北海道に出張や旅行に行ったとき、阿寒湖近くのアイヌコタンに行って、やはりアメリカ先住民の歴史と印象が重なりました。
今となっては元に戻せるなんてことは何がどうなってもあり得ないですが、せめてお互い理解しあって共存する道というのが大切ですね。
アメリカのように住む場所に制限があったりするのは、それはあまりにもひどいと思います。
居留地から出て生活する人もいるようですが、現実は厳しいとも聞きます。
sheriさん、
"ダンス・ウィズ・ウルブズ" は私が最も好きな映画です。
あれはアメリカ中の人に観てもらいたい。
アメリカ西部の当時を先住民寄りの視点で描いた秀逸な作品だと思います。
xml_xslさん、tochiさん、@ミックさん、鉄腕原子さん、いっぷくさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2024-11-27 17:08)
ブログのヘッダーになってる写真の場所ですね。車がなんて小さい。
崩れたのか裾の方が広がってるから、昔々はもっと大きかったんでしょうね。
侵入される側になった米国、大統領がトランプ氏に戻ったら、また国境の壁が強化されるのかしらね。
by Inatimy (2024-11-27 17:12)
モニュメントバレー、私もその名前は知っています。
ツアーでも必ずと言っていい位ルートの組み込まれていますよね。
車の大きさで如何に大きい岩かが分かります。
東京タワークラスなんですね。
by kuwachan (2024-11-27 17:54)
車がものすごく小さくて、この岩の大きさがわかります^^
ビジターセンターからの眺めも、全体が良く見えてとても素敵ですね。
侵略され、戦争でも利用される、なんとも言えない気持ちになります。
by おと (2024-11-28 00:59)
Inatimyさん、kuwachanさん、おとさん、コメント & nice! ありがとうございます。
Inatimyさん、
元々はビュートの高さくらいまであった土地が、長い年月で雨や風に侵食されて残っているものがこれらなんだと思います。
グランドサークルと呼ばれるアリゾナ、ユタ周辺のエリア内のこういうビュースポットの大きな岩山や谷が、300m くらいの高さや深さというところが多いです。
その辺で、大きな変動があったのかもしれません。
グランドキャニオンは別格で、上から見下ろす谷の深いところまで、1600m くらいあります。
kuwachanさん、
ここはグランドサークルの中でも特にフォトジェニックな場所なので、ここら辺を周遊するツアーではほとんど含まれてますね。
このときも日本からのツアー客と思われる団体さんがいました。
おとさん、
これだけ開けて先まで見通せるように見えるのですが、バレードライブを走るとビジターセンターからは見ることができない、さらにいろんな美しい景色を見ることができます。
現地のバレードライブツアーに参加すると(別料金)、自分の運転で周るバレードライブコースからさらに奥へ踏み込んだところまで行ってもらえるそうです。
それはまだ体験したことないです。
by YAP (2024-11-28 16:57)
アメリカ大陸はっけ~ん…なんて最初の歴史勉強では
語呂合わせとかで内容までちゃんと勉強することが
あまりないので、よくよく考えると…とか思いますよね。
窓から見える景色、おっきい、そして面白いです。
by ふにゃいの (2024-11-28 19:01)
ふにゃいのさん、コメント & nice! ありがとうございます。
そうなんですよねえ。
ずっと昔から暮らしていた部族からしたら、突然自分たちの領域に踏み込んできて荒らしていくわけですから。
ずん♪さん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2024-11-29 11:25)
アメリカの国立公園は、シアトルに住んでいた頃、沢山行きましたが、
モニュメントバレーは、行きませんでした。西部劇の世界ですね。
by テリー (2024-11-30 11:25)
テリーさん、コメント & nice! ありがとうございます。
まさにジョン・フォード監督がこの景色にインスピレーションを受けて西部劇の世界を映画にしたので、それが目の前にあります。
モニュメントバレーは、ナバホ族が管理している土地なので国立公園ではないんですよ。
国立公園の年間パスみたいなのがありますが、それでも入場することできないです。
by YAP (2024-11-30 17:03)
モニュメントヴァレーには「駅場車」に登場するJohn Ford Pointという場所もありますね。馬に乗ったインディアンが遥か下の道を走る駅馬車を見降ろすシーンは確かに印象的でした。
私と同年代の人は西部劇のファンは多いですが、私個人はインディアンの描き方が嫌いなのであまり・・
by Cedar (2024-12-11 09:27)
Cedarさん、コメント & nice! ありがとうございます。
こちらの記事にもコメントいただき、ありがとうございます。
バレードライブのルートに、John Ford Point がありますね。
あそこもすごく印象的なスポットですよね。
ケビン・コスナー主演の、ダンス・ウィズ・ウルブズはご覧になられましたでしょうか?
あの映画は、これまでの映画では "開拓者" の邪魔をして暴挙を働く悪者に描かれていたのですが、この映画では先住民の視点で "開拓者" の侵略行為が描かれており、すごく心揺さぶられました。
by YAP (2024-12-11 22:28)