名古屋 1泊2日 おっさん一人旅 トヨタ博物館 その3 [国内ウロウロ]
2月最後の週末に出かけた名古屋1泊2日おっさん一人旅。
トヨタ博物館のその3。
その名の通りトヨタの企業博物館だが、展示車両はトヨタ車に限らず、世界中の名車が並ぶ。
展示車両が多く、かなり絞ったつもりでも相当な量になったので、5回くらいの記事に分けて、それでも一つの記事の写真の量が多くなってしまうのだが、興味のない方は適当に流していただければ。
大体は年代順に展示されているものの、きれいにその通りになっていない部分もあるので、写真も多少時代を前後する。
車名は、展示されていた説明パネルの表記に準じている。
一つ上の展示フロアへと移動する。
この辺りから日本車の展示も増えてくる。
トヨペット クラウン RS型
1955, 日本
直列4気筒 OHV, 1453cc
エスカレータを昇ったところにこのモデルが。
クラウンの初代モデルで、海外との技術提携に頼らず日本で独自に開発したということで、エポックメイキング的な存在。
トヨタ博物館のその3。
その名の通りトヨタの企業博物館だが、展示車両はトヨタ車に限らず、世界中の名車が並ぶ。
展示車両が多く、かなり絞ったつもりでも相当な量になったので、5回くらいの記事に分けて、それでも一つの記事の写真の量が多くなってしまうのだが、興味のない方は適当に流していただければ。
大体は年代順に展示されているものの、きれいにその通りになっていない部分もあるので、写真も多少時代を前後する。
車名は、展示されていた説明パネルの表記に準じている。
一つ上の展示フロアへと移動する。
この辺りから日本車の展示も増えてくる。
トヨペット クラウン RS型
1955, 日本
直列4気筒 OHV, 1453cc
エスカレータを昇ったところにこのモデルが。
クラウンの初代モデルで、海外との技術提携に頼らず日本で独自に開発したということで、エポックメイキング的な存在。
ドアは観音開き。
車両展示フロアに入る前に、こちらのコーナーを見学する。
日本の自動車工業の歴史は、まずは欧米から伝わってきたクルマを参考に手工業的に始まる。
(模倣と言われればそうだったのかもしれないが。)
その後、技術を自分のものにしていき、やがて世界をリードするほどに。
日本の自動車産業の黎明期に大きく貢献した人たちも、トヨタに限らず幅広く解説。
そして、日本の自動車製作会社が過去から現在に至るまで、合併したり消えていったり、その系譜が。
日本は国土の広さや人口を考えると、今も自動車メーカが多く、世界的に見ても極めて特殊といえる。
現在は 100年に一度の変革期といわれているが、この先大きな再編もあるかもしれない。
車両の展示エリアに戻る。
キャデラック エルドラド ビアリッツ
1959, アメリカ
V型8気筒 OHV, 6396cc
これぞ「アメ車」といえるほどの特徴的なモデル。
排気量も大きいが、車体も全長 5703mm, 全幅 2038mm という大きさで大迫力。
このテールフィンも、数多くの展示車の中で最も派手で特徴的。
トヨタ ランドクルーザー FJ25L型
1957, 日本
直列6気筒 OHV, 3878cc
このモデルからトヨタの海外輸出が本格的に始まった。
悪路走破性が評価され、山岳地帯や砂漠のような過酷な環境下で活躍。
フライング フェザー
1955, 日本
V型2気筒 OHV, 350cc
住江製作所(ここで初めて聞いた)というメーカが「最も経済的なクルマを」と必要最小限のメカニズムで製作。
車両重量は 425kg !!
フォルクスワーゲン タイプ 1 (愛称 ビートル)
1951, ドイツ
水平対向4気筒 OHV, 1131cc
言わずと知れた世界的大ヒットモデル。
前記事で紹介した Kdf ワーゲンの量産型。
1945年から 2003年まで、ドイツはもちろん、世界各地で 2153万台が生産された。
おそらく、同一ボディデザインでは世界一の生産台数。
シトロエン 2CV タイプ A
1953, フランス
水平対向2気筒 OHV, 375cc
これもまた 1948年から 1990年まで 387万台生産された世界的大ヒットモデル。
今となっては、ビートルよりもこっちの方が、今見かける機会が多い気がする。
メッサーシュミット KR200 BMW イセッタ
1955, ドイツ 1959, ドイツ
単気筒2サイクル, 191cc 単気筒 OHV, 297cc
ドイツを代表する2台のマイクロカー。
どこの博物館でも、この2台はたいてい近いところで展示されている。
フジ キャビン 5A 型
1955, 日本
単気筒2サイクル, 121cc
日本でも同時期にこんなマイクロカーが。
FRP のボディで車両重量は驚異の 150kg。
ダイハツ ミゼット DKA 型
1959, 日本
単気筒2サイクル, 249cc
この頃は小型三輪トラックの人気が高く、特にこのモデルは大ヒット。
いすゞ ヒルマンミンクス PH300型
1960, 日本
直列4気筒 OHV, 1494cc
英ルーツ社と技術提携し、最初はノックダウンで生産していたが、1957年に完全に国産化。
この頃は貪欲に海外の技術から学んでいたようだ。
日野 ルノー PA62 型
1962, 日本
直列4気筒 OHV, 748cc
日野自動車もフランスのルノー公団と技術提携し、日本で生産していた。
スバル 360 K111 型
1959, 日本
直列2気筒 2サイクル, 356cc
当時の軽自動車で一番の人気車。
このボディサイズで大人四人が乗れるというのだからすごい。
モーリス ミニ マイナー
1959, イギリス
直列4気筒 OHV, 848cc
イギリスを代表する大発明ともいえるミニ。
エンジン横置きの FF、2ボックスのスタイル等、当時としては画期的だった。
リアには独立したトランクも装備。
シボレー コルベア
1960, アメリカ
水平対向6気筒 OHV, 2294cc
人気のあったモデルだったようだが、操安性の欠陥を告発されて生産中止となった。
それがその後のアメリカの自動車安全基準法の制定につながった。
空冷エンジンをリアに搭載。
アメリカにリアエンジン車があったとは知らなかった。
ボルボ PV544
1959, スウェーデン
直列4気筒 OHV, 1583cc
今では当たり前の3点式シートベルトを世界で初めて搭載。
しかもボルボはその特許を世界中に無償で提供。
安全にこだわるボルボは、この時代から世界の最先端を行っていた。
シトロエン DS19
1958, フランス
直列4気筒 OHV, 1911cc
シトロエン、しかも DS シリーズに乗る身としては、このモデルは外せない。
先進的なスタイルと、魔法の絨毯とも言われた油圧制御のハイドロニューマチックサスペンションを装備。
メカニズムも最先端だった。
トヨタ博物館の記事は、まだ続きますがお許しを。
シトロエン 2CV タイプ A
1953, フランス
水平対向2気筒 OHV, 375cc
これもまた 1948年から 1990年まで 387万台生産された世界的大ヒットモデル。
今となっては、ビートルよりもこっちの方が、今見かける機会が多い気がする。
メッサーシュミット KR200 BMW イセッタ
1955, ドイツ 1959, ドイツ
単気筒2サイクル, 191cc 単気筒 OHV, 297cc
ドイツを代表する2台のマイクロカー。
どこの博物館でも、この2台はたいてい近いところで展示されている。
フジ キャビン 5A 型
1955, 日本
単気筒2サイクル, 121cc
日本でも同時期にこんなマイクロカーが。
FRP のボディで車両重量は驚異の 150kg。
ダイハツ ミゼット DKA 型
1959, 日本
単気筒2サイクル, 249cc
この頃は小型三輪トラックの人気が高く、特にこのモデルは大ヒット。
いすゞ ヒルマンミンクス PH300型
1960, 日本
直列4気筒 OHV, 1494cc
英ルーツ社と技術提携し、最初はノックダウンで生産していたが、1957年に完全に国産化。
この頃は貪欲に海外の技術から学んでいたようだ。
日野 ルノー PA62 型
1962, 日本
直列4気筒 OHV, 748cc
日野自動車もフランスのルノー公団と技術提携し、日本で生産していた。
スバル 360 K111 型
1959, 日本
直列2気筒 2サイクル, 356cc
当時の軽自動車で一番の人気車。
このボディサイズで大人四人が乗れるというのだからすごい。
モーリス ミニ マイナー
1959, イギリス
直列4気筒 OHV, 848cc
イギリスを代表する大発明ともいえるミニ。
エンジン横置きの FF、2ボックスのスタイル等、当時としては画期的だった。
リアには独立したトランクも装備。
シボレー コルベア
1960, アメリカ
水平対向6気筒 OHV, 2294cc
人気のあったモデルだったようだが、操安性の欠陥を告発されて生産中止となった。
それがその後のアメリカの自動車安全基準法の制定につながった。
空冷エンジンをリアに搭載。
アメリカにリアエンジン車があったとは知らなかった。
ボルボ PV544
1959, スウェーデン
直列4気筒 OHV, 1583cc
今では当たり前の3点式シートベルトを世界で初めて搭載。
しかもボルボはその特許を世界中に無償で提供。
安全にこだわるボルボは、この時代から世界の最先端を行っていた。
シトロエン DS19
1958, フランス
直列4気筒 OHV, 1911cc
シトロエン、しかも DS シリーズに乗る身としては、このモデルは外せない。
先進的なスタイルと、魔法の絨毯とも言われた油圧制御のハイドロニューマチックサスペンションを装備。
メカニズムも最先端だった。
トヨタ博物館の記事は、まだ続きますがお許しを。
キャデラックの迫力、すごいですね〜!
ルノーPA62やスバル360とかモーリスミニ可愛いなぁ。
この赤に黄色の組み合わせ、色使いがほんと素敵。
こういう車を運転してみたいです^ ^
by おと (2023-04-10 03:45)
私もキャデラックのところで一瞬スクロールが止まりました。
ビートルも懐かしいなあ。
と言っても当時は私、車のことは全然疎くて、ある程度大きくなってから認知したんですけどね。
ビートル乗るなら、復刻版ではなく古いのに乗りたい派です。
by めぎ (2023-04-10 06:10)
おとさん、めぎさん、コメント & nice! ありがとうございます。
おとさん、
イギリスはたしか後ろのナンバープレートが黄色でしたよね?
赤いボディのクルマであれば、こんな雰囲気にできますね。
日本でも赤い軽自動車であれば。
めぎさん、
FF になった現代版ビートルも廃版になりましたね。
私もどうせなら RR の旧ビートルの方がいいです。
xml_xslさん、tochiさん、ふるたによしひささん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2023-04-10 06:53)
今回の写真の中でのお気に入りは、フライングフェザー。
前部分が可愛らしい。きっと後ろ姿も可愛いに違いない^^。
BMW イセッタはミニカー持ってます♪ 黄色ですけどね。
by Inatimy (2023-04-10 07:07)
ヒルマン以降の車はどれも見覚えがありますよ。
それらが歴史的な車ですもの、思えばわたしもずいぶん生きてきたものですねえ。
曲線を多用して優美なデザインの車が多いなあ、という印象を持ちました。
by ナツパパ (2023-04-10 09:15)
シトロエンはYAPさんのブログで何回か出てきてる名前ですよね?
聞き覚えがある!(笑)
フライング フェザーの形、けっこう好きです。
by リュカ (2023-04-10 13:34)
懐かしい車ばかり。行ってみたいです。
by gillman (2023-04-10 20:14)
日本車の歴史が、面白かった。特に初代のクラウンは、すばらしい。
by テリー (2023-04-10 22:52)
スバルが懐かしいです。
ご近所の方が持っていらして、この車の前で撮って貰った写真があります^^
by kuwachan (2023-04-10 23:16)
Inatimyさん、ナツパパさん、リュカさん、gillmanさん、テリーさん、kuwachanさん、コメント & nice! ありがとうございます。
Inatimyさん、
イセッタのミニカーとは、なかなかしゃれたものをお持ちですね。
前から乗車というのがどんな感覚か、試してみたいです。
ナツパパさん、
私もここら辺から少しずつ記憶に残っているクルマが増えてきます。
私もいい歳のおじさんになってきました。
リュカさん、
シトロエンは今の愛車ですので、ついつい目にも止まります。
フライングフェザー、なかなか皆さんから人気ですね。
gillmanさん、
ここはほんとにお勧めできます。
おじさん殺しのスポットです。
テリーさん、
クラウンも初代は 1500cc くらいだったのかと思うと、今はずいぶんクルマも大きくなったものです。
こうして歴史をたどるのはおもしろいです。
kuwachanさん、
私は小学校の先生がスバル 360 に乗ってました。
学校の校庭のすぐ脇(校舎の反対側)みたいなところに住んでいて、敷地の外側の道をぐるっと大回りして通勤してましたよ。
kiyoさん、@ミックさん、鉄腕原子さん、sheriさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2023-04-11 06:06)