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'22年 青森・岩手の旅 Day 1 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 その2 [国内ウロウロ]

'22年6月2日~5日にかけての青森・岩手の旅の 1日目。

青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸船内見学の続き。


想像していたのとは大きく違うと思いつつも船内見学を続けると、写真が多く展示されているエリアへ。

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昭和57年に撮影された、青函連絡船から下りてきたクルマを写した写真。
真正面の黄色いのはトヨタのスターレットで、その後方の斜面を下りているのは日産のシルビアかガゼール。
右に半分写っている駐車されているのはスバルのレックス。





この辺りから、期待していた船内の展示が。

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こちらはグリーン船室。





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ゆったりしたシートにはレッグレストや読書灯もついて、けっこう豪華。
モケットのシート素材が時代を感じる。





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桟橋助役の執務室を再現しているが、桟橋助役なのでこれは地上の建物にあったものだろう。





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乗務員室の様子。
奥に四人が横になれる二段ベッドが。





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こちらは船長室。逆光すまぬ。





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船長室のとなりには応接室が。





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操舵室に上がってきた。





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ここから甲板に出られる。





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青森駅方面を眺める。
この日はけっきょく雨に降られることはなく、しっかり観光することができた。





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船内に戻る。
左の写真は無線通信室。
大きなダルマが。
右の写真、操舵室の背面には神棚が。
ダルマとか神棚とか、日本的でそういうのを大切にしていたということがよくわかる。


4階部分に相当する操舵室階からエレベータで一気に1階相当の車両甲板へ。

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青函連絡船の最大の特徴ともいえる、鉄道車両の運搬。
特に、この写真に写っている郵便車のように、荷物や郵便を北海道に運ぶというのは大きな使命だったのだろう。




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旅客車両も。
私の実家のすぐ裏が JR (国鉄)の線路だったが、こういう形の特急車両が子供の頃に走っていたのをよくおぼえている。




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ここが地上の線路とつながる入口。




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今は青函トンネルが開通し、新幹線までもが海をくぐって北海道と本州を行き来しているが、当時はこの連絡船がなくてはならなかったのだろう。




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もう一つ階を降りると、そこは機関室。
1600馬力のディーゼルエンジンが8基も並ぶ姿は、エンジン屋にはたまらない。




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ひとつだけヘッドカバーが開けられてバルブの上部が見えるようになっていた。




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こちらがエンジンの総括制御室。




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壁面には多くのペンレコーダが埋め込まれていた。




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そのほとんどが各エンジンのどこかの温度を記録するものだった。
200'C と 400'C のところにマークがついているので、それくらいの温度域で監視したい対象というと、たぶん排気温度かな。
今はさすがにこういう計測機を開発の仕事で使っているエンジニアはほとんどいないだろうが、私が社会人になった頃は、まだこういうのが一部現役選手として残っていた。




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さらに階下部分にもう一つ独立したエンジンが。
これは船内の発電専用。




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順路に従って階段を上がる途中、もう一度鉄道車両を眺めながら。




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かみさんがこの旅行で一番楽しみにしていたのが三内丸山遺跡なら、私が楽しみにしていたのはこの八甲田丸。
初日にしてどちらも見学してしまったが、天気予報もうれしい方にはずれ、幸先のいい初日の観光となった。



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コメント 13

おと

見応えたっぷりですね~!鉄道車両、地上の線路とつながって走るんですね、初めて見ました、すごいなぁ。お互いに一番楽しみにしていた場所を真っ先に見学できて、良かったですね♪
by おと (2022-07-21 21:45) 

YAP

おとさん、コメント & nice! ありがとうございます。
鉄道車両を運ぶってすごいですよね。
ヨーロッパでも現役でそういうフェリーと鉄道を紹介されているのをテレビで見たことがあります。
イタリアだったかな?

@ミックさん、knackeさん、tochiさん、xml_xslさん、ふるたによしひささん、鉄腕原子さん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2022-07-22 07:07) 

リュカ

グリーン船室には当然ながら乗ったことがないので
こんな感じなのかーーーってマジマジ見ました(笑)
乗務員室の様子は、苫小牧から八戸までのフェリーの客室と同じ感じだ^^
(ここまで広くなかったけど)
車両もこんなふうに入れられていたのですねー。
感慨深いです。
by リュカ (2022-07-22 07:07) 

ナツパパ

鉄道だ好きの身としましては、お写真にワクワクが止まりません。
いいなあ、ここは一度行くべきですね。
連絡船という言葉もそして船内の雰囲気も独特な魅力がありますね。
by ナツパパ (2022-07-22 09:29) 

kuwachan

私が利用したのは船底の二等船室で雑魚寝状態でした^^
グリーン船室は当然ですがゆったりしていますね。
私は寝台車利用(上野-青森間)だったので乗り換えでしたが、
船内に電車がすっぽりはいっているってすごいですね。
by kuwachan (2022-07-22 12:42) 

めぎ

鉄道車両の船室は見たことなかったので、とっても興味深くお写真を見ました。
積み下ろし作業すること無く、こうやって運んでいたんですね~
私が乗ったのは雑魚寝タイプの和室でしたが、その展示はなかったのかな…
by めぎ (2022-07-22 14:42) 

Inatimy

日産のガゼール、懐かしい響き。オープンカータイプもありましたよね。車高が低くて。
グリーン船室の椅子の並びが列車の車内のような雰囲気。両側に棚があって、飲み物や荷物なんかも置けて、なるほどです。操舵室の旋回窓もいいなぁ。
by Inatimy (2022-07-22 16:50) 

YAP

リュカさん、ナツパパさん、kuwachanさん、めぎさん、Inatimyさん、コメント & nice! ありがとうございます。

リュカさん、
グリーン船室はひとりずつ独立したシートなのが快適そうですね。
鉄道車両を丸ごと運ぶってすごいですよね。

ナツパパさん、
鉄道が好きな人も船が好きな人も、どっちも楽しめると思いました。
こういうのを運んじゃえって発想がすごいです。

kuwachanさん、
私もフェリーは何度か乗ったことありますが、いつも雑魚寝席です。
けど、横になれるのでそれはそれで楽ですよね。

めぎさん、
雑魚寝席の展示はなかったですね。
青函ワールドのジオラマ展示スペースがそうだったのかもしれません。

Inatimyさん、
ガゼールのオープンというと、西部警察ですね。
たしか市販モデルにはなかった気がします。
ドラマスペシャルだったかと。

sheriさん、gillmanさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2022-07-23 06:47) 

miffy

青函連絡船、10歳くらい年上の友達から北海道に行く時に利用した話を何度も聞かされました。
こんな感じだったんですね。
by miffy (2022-07-23 07:49) 

ふにゃいの

北海道に行ったことがないので
連絡船もトンネルも(ついでに飛行機も)
未経験ですが、
なつかしい感じはします。
線路で鉄道車両を引き入れて運べるって
やはりすごいですね。
by ふにゃいの (2022-07-23 13:57) 

YAP

miffyさん、ふにゃいのさん、コメント & nice! ありがとうございます。

miffyさん、
昔は北海道に行くとなると、この連絡船だったんでしょうね。
飛行機で一気に飛ぶのと比べると、ドラマチックな感じがします。

ふにゃいのさん、
鉄道車両は電車ではなくディーゼル車だからこうして運べるんですよね。
船内で見る車両は迫力でした。
by YAP (2022-07-23 17:13) 

テリー

青函連絡船の展示、見たいですね。数年前に、松江からお気に連絡船に乗りましたが、似ている部分もありますね。

by テリー (2022-07-24 11:32) 

YAP

テリーさん、コメント & nice! ありがとうございます。
一番下に積まれているのが鉄道車両か自動車かの違いですね。
人が寛ぐ部分はよく似ているでしょうね。

kyonさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2022-07-24 16:44) 

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