第二海堡 その2 [国内ウロウロ]
JTB の第二海堡ツアーの続き。
西の広場の方へ降りていく。
15cm カノン砲があった場所周辺を、ちょいと編集してレンガが目立つように。
ここのレンガをよく見ると、桜の印が。
これは、小菅収治監(現在の東京拘置所)で作られた印だそう。
島の南側に沿って歩く。
南側から灯台の方を見上げると、台座の部分に "FORT NO 2" (第二海堡)の文字が。
遺構とソーラーパネルの不思議な景色。
第二海堡は、実は現在も使われていて、海上保安庁の気象観測所や消火訓練施設が置かれている。
光ケーブルは気象データの通信が主な目的だろう。
第二海堡が造られた 1900年頃は、当然ながら建設機械とかもないので、人力で海底に石を積んで固めていきながら 40年もかけて造られた。
その過程で培われた技術や知識は、海上工事の発展に大きな功績を残した。
東京湾の要塞として造られたが、風や波による浸食や 1923年の関東大震災によって大きな被害を受け、実際の要塞としての役割としてはほとんど果たせなかったらしい。
このアーチ状になった部分は、地下部分への入口の一つ。
今はもう埋められている。
コンクリート部分のブロックを仮置きしている場所。
北側の桟橋が見える。
ここは砲台の跡。
北側のレンガ造りの壁。
地面付近にアーチ状に見えるのは、掩蔽壕(えんぺいごう)と呼ばれる地下部分への入口。
イギリス積みという積み方らしい。
壁のところどころにある金具とかは、海外から輸入したものらしい。
上陸して約1時間、ツアーは終了。
帰りも少し高い波に揺られながら三笠桟橋まで 30分の行程。
スカッと晴れた天気とはならなかったのはちょっと残念だったが、雨が降らなかっただけでも御の字か。
曇り空の下の遺構というのも、それっぽい雰囲気でよかったのかもしれない。
曇り空の下の遺構というのも、それっぽい雰囲気でよかったのかもしれない。
ブログネタが尽きかけているので、少し更新ペース落とします...
あ、地図で拝見すると、東京湾の一番狭いところですね。
航路を管制するところでもあるのかな。
大切な場所に作られたのが分かりましたよ。
by ナツパパ (2020-03-01 16:08)
そう言えば日本ではレンガの積み方にイギリス積み、オランダ積みと名前がありますよね。
一度こちらで調べてみたけど、そういう名前って見つからなくて。
レンガの建物って、こちらではイギリスもオランダも国家として存在しなかった頃からありますしね〜日本の歴史を感じるネーミングですね。
by めぎ (2020-03-01 16:43)
「人力で海底に石を積んで・・・」にびっくり。 かなり深さがありますよね。
人工的に作られた場所に、今は所々に緑があって、いろんな植物が生えて。
鳥さんの力かしらね^^。
地下部分への入り口を見ると、地下はどんな風になっていたのかも気になりますね。
by Inatimy (2020-03-02 07:00)
ナツパパさん、めぎさん、Inatimyさん、コメント & nice! ありがとうございます。
ナツパパさん、
灯台が置かれているので、航路を案内しているのだと思います。
首都東京を守るための重要な場所だったのでしょう。
めぎさん、
レンガの積み方は、少し調べてみましたが由来についてこれとわかるものは見つかりませんでした。
おそらくは、日本の中でだけ区別するためにつけられた呼称ではないかと思います。
イギリスパンとか天津飯とか、そんな類のものかもしれないと思いました。
Inatimyさん、
人力での重労働には、当然ながら犠牲になった人たちも多くいたことと思います。
緑が増えたのは間違いなく鳥のおかげでしょうね。
xml_xslさん、knackeさん、tochiさん、鉄腕原子さん、スイカが好きさん、nmzkさん、@ミックさん、マルコメさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2020-03-02 08:10)
たしかに快晴よりも、この空の方が雰囲気は合ってる感じがしますね。
東京拘置所は小菅収治監って名前だったのですか。
バイクでお出かけするとき、たまに近くを通るんですよw
by リュカ (2020-03-02 10:44)
昔は、こういう海に、人工島を造るのは、大変だったでしょうね。
by テリー (2020-03-02 15:24)
リュカさん、テリーさん、コメント & nice! ありがとうございます。
リュカさん、
曇り空の下だと全体の色もくすんだ感じで、それがまたいい雰囲気になっていたと思います。
ふと思ったのですが、この島を造るのに必要だった作業員は、もしかしたら囚人も使っていたのかも。
相当に命のリスクの高い作業だったでしょうから、そうだったとしても不思議ではないです。
テリーさん、
記事でも書きましたが、人力に頼っていた時代ですからねえ。
こういうのを造ろうと思ったその発想もすごいです。
kyonさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2020-03-02 15:39)
小菅でレンガを造っていたとは初めて知りました、
ちゃんとマークを入れているので現在でも分かるところが凄いですね。
当時はコンクリートよりもまだレンガが多く使われていたのだと思いますが
コンクリートの塀よりも趣がありますね。
by kuwachan (2020-03-03 12:34)
新ブログに伴いアイコンも新しくなりました。
今後ともよろしくお願いします^^
地図を見て、あ、江川海岸の近くだ、と。昨年近くまで行きました。
by kyon (2020-03-04 00:07)
桜マークのレンガがあざやかですね~。
話はかわりますが、ブロンドチョコは
多分、明治とかガーナにもありそうなのですが
ルビーチョコの流行にかき消された感があります。
旧ブログがやっぱり突然死してしまったので
ここで返信してみました^^;
by ふにゃいの (2020-03-04 00:20)
kuwachanさん、kyonさん、ふにゃいのさん、コメント & nice! ありがとうございます。
kuwachanさん、
水のある場所なので、コンクリートを使うよりもレンガの方が造りやすかったのかも。
こういうマークを入れて、作られた場所がわかるようにしてるんですね。
kyonさん、
自分の知った場所の近くだったりすると、ちょっとイメージしやすくなりますかね。
地図を一緒に載せるのはいいですね。
ふにゃいのさん、
ブロンドチョコのコメント、ありがとうございます。
ということは、ルビーチョコは第4のチョコレートとか言われてますが、実は第5のチョコ?
sheriさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2020-03-04 07:17)
1900年頃は日本も建築資材としてレンガをたくさん使っていたんですね。
関東大震災がなければ日本にももっと多くのレンガ造りの建物が残っていたのでしょうね。
by miffy (2020-03-07 11:31)
miffyさん、コメント & nice! ありがとうございます。
東京駅とか、横浜の赤レンガ倉庫とか、今も残っているレンガ建築ってありますもんね。
たしかに関東大震災と東京大空襲がなければ、街の景色は違ってたでしょうね。
ピストンさん、ハマコウさん、まりっぺさん、ありささん、ネオ・アッキーさん、もりぞうさん、takemoviesさん、mwainfoさん、kiyoさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2020-03-07 18:31)
第二海堡、行かれたのですね!!
私も行きましたが、ガイドの説明がよろしくなさすぎて、
ガッカリなイメージだけが残っています。
ガイドの説明ひとつで、さらに興味がわいたりするもの
なので、もうちょっと頑張って欲しいなと思いました。
by こちさ (2020-05-05 20:20)
こちささん、コメント & nice! ありがとうございます。
私たちのガイドさんは良かったですよ。
ツアーでは、ガイドさんの腕次第で質が大きく変わりますね。
同じ料金でも、大きく差が出てきます。
yamさん、らしゅえいむさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2020-05-06 09:16)