Sony Design MAKING MODERN 原型づくりへの挑戦 [国内ウロウロ]
ゴールデンウィーク後半のある日、銀座のソニービル内にある、コミュニケーションゾーン OPUS へ。
6月14日(日)まで、「Sony Design MAKING MODERN 原型づくりへの挑戦」という展示イベントが開催されている。
'46年5月に創立されたソニーは、創業当時から技術とデザインで同業他社の競合製品に対してより高い付加価値を持った製品を世に出してきた。
その歴史の中で象徴的な製品がずらりと展示されている。
そんなに広くはない会場ながらも、展示品すべてを紹介してしまうと写真も多くなるし、これから見に行こうとしている方の楽しみにも影響するかもしれないので、個人的にいろいろコメントも書いていきたいところではあるが、印象的だったものの写真を紹介するにとどめておく。
FM / AM MULTI BAND RECEIVER ICF-5900 (1975)
FM / MW / SW1 / SW2 / SW3 の5バンドをカバーする FM/AM/短波ラジオ。
FM /AM 2 BAND RECEIVER ICF-7500 (1976)
チューナー部とスピーカー部が分離できるラジオ。
(左) TRINITRON COLOR MONITOR KX-20HF1 (1980)
(右) MICRO TRINITRON COLOR MONITOR KV-4P1 (1980)
左のテレビは、テレビ(映像)からチューナーとスピーカーを切り離し、コンポーネントの構成要素のひとつとして「モニター」という概念を持ち込んだ製品。
対して右のテレビは、卓上型の小型で見やすくするために上下の角度を調整できるようにした製品。
STEREO CASETTE PLAYER WM-2 (1981)
言わずと知れた「ウォークマン」の愛称で親しまれたソニー製のヘッドホンステレオ。
残念ながら初代モデルの展示はなし。
COMPACT DISC PLAYER D-50 (1984)
ポータブルCDプレーヤーの1号機。
ジャケットサイズを実現。
PERSONAL COMPUTER HB-101 (1984)
MSX規格のパーソナルコンピュータ。
使用用途というと、ジョイスティックやカセットスロットがあることからも想像できるように、ゲームくらいしか考えられていなかった。
STEREO CASETTE PLAYER WM-504 (1987)
ウォークマンでカセットテープサイズを実現しただけでなく、シースルーの外装でカセットテープのデザインでイメージが変わるように考えられたモデル。
DIGITAL STILL CAMERA DSC-F1 (1996)
ソニーとしての最初のデジタルカメラ。
NOTEBOOK COMPUTER PCG-505 (1997)
初代VAIOノート。
この頃からノートPCは、携帯するのに実用的なサイズとなった。
(左) ENTERTAINMENT ROBOT AIBO ERS-7 (2003)
(右) ENTERTAINMENT ROBOT SDR-4X II (2003)
当時はセンセーショナルだった各種ロボット。
過去の歴史的な製品と対比させるかのように、現在の最新製品もいくつか並べられていた。
こうしてみると、ソニー製品はいつの時代も強いこだわりを持って世の中に送り出され、その結果、信者のように熱狂的なファンを生んだ。
その構図は Apple 製品とそれを取り巻く人たちとよく似ていて、こういうブランドは他が真似しようと思ってもすぐには追いつくことができない絶対的な強みとなる。
ソニーファンではなくてもこの展示は非常に興味深く、いろいろとバックグラウンドを知ると、今後の製品選びにも影響してきそうだ。
この後ランチに入ったお店がなかなかよかったので、次回紹介します。
これは面白そうな展示イベントですね☆
私もSONY製品は好きで、結構持っている方だと思います=*^-^*=
「ウォークマン」とか懐かしいですね(*´∇`*)
by MILK (2015-05-06 18:07)
コモ太郎 『うぉぉぉ。505がなつかしいっ!』
505は初めて持ったノートPCでした。薄くて軽くて使いやすかった~☆
by comomon (2015-05-06 20:05)
懐かしい製品が勢ぞろいですね。
SONY製品でうちに一番最初にやってきたのは
父が買った家庭用のテープレコーダーだったと思います。
もちろんカセットではなくグルグル巻きのテープです。
by kuwachan (2015-05-06 23:42)
ノートPCとか、最初は画期的でしたよねえ・・・
97年なんて、ずいぶん新しい気がしますが、もう20年近く前なんですよね。
by めぎ (2015-05-07 00:02)
MILKさん、comomonさん、kuwachanさん、めぎさん、コメント & nice! ありがとうございます。
MILKさん、
ウォークマンは今もメモリプレーヤとして健在ですね。
けど、世の中に出てきたときは衝撃的でした。
comomonさん、
後発メーカとはいえ、最初の製品がこれですから、さすがはSONYですよね。
今のノートPCとデザイン上の遜色ないですよね。
kuwachanさん、
オープンリールのテープレコーダとは、かなりの年代ものですね。
我が家では何が最初のSONY製品だったのかなあ?
ハンディタイプの小型ラジオとかがSONYだった気がします。
めぎさん、
別の見方をすると、その20年で陳腐化していないデザインというのがすごいと思います。
最近、スマートフォンやタブレットでようやくメカ的なキーボードの次の入力スタイルが出てきましたが、それでもハードキーボードはまだまだ健在ですから、それもまたすごいと思います。
tochiさん、kiyoさん、knackeさん、AKIさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-05-07 06:51)
前記事絡みで御面なさい。
昨日、竜神大吊り橋行ってきました!!
ほんとにすごかったですーーー^^
ここで時間をとりすぎて、袋田の滝に行く予定が行けなくなりました(笑)
by リュカ (2015-05-07 13:52)
SONYといえば、まっさきに思い出すのがベータです。
VHSが大勢を占めるなか、ただひたすら我が道を行く
という感じで良かったです。
実際、画質もベータのほうが良かったと記憶していますし。
SONYスタイルは独特で、根強いファンが多いですね。
by aloha (2015-05-07 17:20)
リュカさん、alohaさん、コメント & nice! ありがとうございます。
リュカさん、
竜神大吊橋に行かれたんですね。
すごかったでしょ。
連休最終日の人出はどうだったでしょうか?
alohaさん、
SONYは独自技術が光ってますが、それに固執しすぎてマイノリティになってしまうところもありますよね。
ベータしかり、メモリースティックしかり...
レーザーディスク vs VHDでは勝ち組に入れましたが。
nmzkさん、Lionbassさん、tweet_2さん、ネオ・アッキーさん、one_and_onlyさん、くらいふさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-05-08 08:05)
やぁ楽しそう!
他の追随を許さないデザイン、確かにappleと似ていると思います。
昔、父がヘッドフォンの設計をしていて、自分たちの試作品とsonyの製品を持ち帰り、幼い私や兄、姉に見せてどっちがカッコイイ?と聞いたことがありました。
三人とも瞬時にsony製品を指さし、こっち!と答えたのには、何も分からなくても絶対的に本能的に感じる格好よさがあったからだと思います。
父はションボリしていましたが(笑)
by luckystream (2015-05-08 11:52)
luckystreamさん、コメント & nice! ありがとうございます。
デザインも機能・性能のうちというコンセプトが他との差別化を生んでいるひとつの理由なんですよねえ。
私も技術系なので、できるだけ見た目よりも中身重視で製品を選ぶようにしているのですが、どうせならかっこ悪いものよりもかっこいいものを持ちたくなります。
by YAP (2015-05-09 06:44)
これは楽しそうな場所ですね。マルチバンドレシーバーは子どもの頃欲しかったんです。それから、デジカメはよく似た機種を使っていました。2Mバイト?のメモリースティックで結構沢山撮影しました。Sonyってどうしても欲しくなるようなものを作っていたんですね。今のAppleみたいなものでしょうか。
by hideyuki2007y (2015-05-09 17:35)
hideyuki2007yさん、コメント & nice! ありがとうございます。
この企画展は6月中旬までとのことですので、お早めにどうぞ。
私は子供の頃から新し物好きではありましたが、短波放送を聴くほどにはませてませんでした。
そうではなくても、このメカニック感はいいですね。
ナツパパさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2015-05-09 18:18)